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【東京システムハウス株式会社】
林知之社長インタビュー

【東京システムハウス株式会社】<br>林知之社長インタビュー

1965 年 9 月、熊本県熊本市生まれ。1988 年に東京システムハウス株式会社に入社、7 年間システム開発に携わった後、1995 年 29 歳で米国 ACUCOBOLを使ったマイグレーション新規事業のプロジェクトリーダーとして事業を立ち上げ。1998 年頃より軌道に乗り始め、当社のマイグレーションビジネスの基盤を確立。2009 年に創業者の後を継ぎ、社長に就任。

東京システムハウス株式会社の詳しい事業内容や強みを教えてください。

「絶対につぶれない経営基盤を確立する」という経営理念のもと、銀行・保険を中心とした金融分野のSESや独自サービスの提供、ゴルフ場基幹システム、食品メーカー成分管理システム、鉄道工事積算システム、マイグレーション、研究開発機関のサポートサービス、RPAツールの販売/導入支援サービス、データ基盤(CDP)構築などシステム開発からAIoT分野の研究開発まで幅広いビジネスを展開しています。
当社の強みは、40年以上の歴史の中で積み上げたノウハウを活用した独自性の高い製品・技術・サービスをお客様に直接提供している点です。最適なソリューションを提供することで、企業価値向上を図るとともに、お客様の事業付加価値の向上に努めています。

東京システムハウス株式会社のサービスの独自性や差別化について教えてください。

1976年の創業以来、お客様との信頼関係を大切に取り組んできました。その甲斐もあり、創業以来の事業である金融分野のサービスは、40年以上のお取引をいただくお客様も多くいらっしゃいます。また、ゴルフ場基幹システムも30年以上事業を継続し、今では全国200コース以上にシステム導入いただいています。これらが当社の安定した経営基盤に繋がっています。
わたしが大切にしていることは、お客様に愛され信用・信頼を得るための独自のサービス・技術・製品を作り出すのは「社員」だということです。まずは社員を大切にすることでお客様を大切にできると考えています。どんなに優れた製品・サービスも提供するのも、活用するのも「人」です。人と人の関係が何よりの差別化要因です。また、ゴルフ、マイグレーション、食品など独自の製品・マーケットを持っていることも大きな特長です。

東京システムハウス株式会社 イメージ

社長に就任された経緯などを教えてください。

20代の頃「社長になりたい」「お金を稼ぎたい」という思いで熊本から上京しました。1988年に東京システムハウスに入社し、7年間システム開発に携わった後、新規事業(米国ACUCOBOLを使ったマイグレーション)のプロジェクトリーダーとして事業を立上げ、拡大させてきました。この事業立ち上げを通して、創業者から多くのことを学びました。その後2009年に創業者の後を継ぎ、社長に就任するわけですが、就任前の段階では、社長という責任の重さに大きなプレッシャーを感じていました。ずっと「偉くなりたい」と思い、仕事に取り組んできましたが、いざ創業者を近くで見るようになるとトップの大変さに気付いたわけです。ただ、正式に社長に就任すると自然と覚悟が決まるもので、社員や業界の方の応援や支えが大きな励みとなりました。

林知之社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

論語である「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者(子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)」はとても大切にしています。この論語は「好きこそものの上手なれ」ということわざと同じ意味で「何事も好きだからこそ上手になる」に加え、「好き以上に楽しんでいる人にはかなわない」という言葉です。その時々の立場や役割によって仕事の楽しさは違いますが、何より仕事を楽しむことが成果に繋がると考えています。もう20年以上、座右の銘として心に留めています。
実は、わたしの名前「知之」の由来も論語で「自分が無知であることを知りなさい」という思いを込めて父が名付けました。そのこともあり、論語に興味を持つようになりました。今でも自己の座右の銘として、励みとなっていますし、人生においても大きな影響を受けています。

今後の目標やビジョンを教えてください。

まずは、中期経営計画(2020‐2025)「TSH3.0」の実現です。この中期経営計画は2025年の創業50周年を見据え、業界No.1の付加価値創造に向けて、既存事業の継続的拡大とIoT市場及び新規事業の取り組みを進めるものです。当社は創業時よりバランス経営を大切にしています。今後、既存事業の拡大に加え、新たな事業の柱でマーケットを広げていくことが更に重要となるでしょう。加えて、IPOを目指すという大きな目標もあります。これに関しては、売上だけではなく、これから伸びていく新規事業があることが必須です。当社独自の製品・サービスをどう生み出せるのかがカギとなります。新技術への取り組みを継続し、技術力の強化を図っていきます。

東京システムハウス株式会社 ロゴ

企業概要

企業名 : 東京システムハウス株式会社

代表者 : 林 知之

所在地 : 東京都品川区西五反田

設立  : 1976年11月

従業員数: 174 人

事業内容: コンピュータ利用に関する総合サービス

URL  : https://www.tsh-world.co.jp/

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