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【株式会社東京DOGS】
松尾邑仁社長インタビュー

【株式会社東京DOGS】<br>松尾邑仁社長インタビュー

現在の事業内容について教えてください。

株式会社東京DOGSは、犬の幼稚園・しつけ教室・ペットホテルを中心に、犬と飼い主様の暮らしをより良くするための事業を展開しています。
私たちが目指しているのは、単なる「犬のしつけ教室」ではありません。犬と人が共に幸せに暮らすための“教育インフラ”をつくることです。

犬の吠え、噛み、引っ張り、留守番、他犬への反応など、飼い主様の悩みはさまざまです。
しかし、多くの場合、それは犬だけの問題ではありません。犬という動物への理解、生活環境、運動量、接し方、飼い主様との関係性など、さまざまな要素が複合的に絡み合っています。

だからこそ私たちは、犬を一方的に変えるのではなく、犬を理解し、飼い主様と一緒に暮らし方を整えていくことを大切にしています。
現在はリアル店舗だけでなく、YouTubeやInstagramなどのSNS発信、オンライン講座、イベント、物販、プロドッグトレーナー育成にも取り組んでいます。現場、教育、メディア、商品開発を組み合わせ、犬と人の幸せを支える会社を目指しています

株式会社東京DOGSイメージ4

ドッグトレーナーを志したきっかけを教えてください。

私はもともと、子どもの頃から犬が好きでした。ただ、単に「かわいい」という感覚だけではなく、犬の能力や、人と深い関係を築ける存在であることに強く惹かれていました。

専門学校でドッグトレーニングを学び、在学中はオーストラリアに留学し、その後、警察犬・家庭犬の訓練所に入りました。そこで、犬の本能、集中力、欲求、性格、ハンドラーとの関係性を徹底的に学びました。
警察犬の訓練は、表面的なテクニックだけでは成立しません。その犬をよく見て、理解し、信頼関係を築きながら能力を引き出していく必要があります。

その経験を通じて、私は「犬のしつけは、犬を支配することではなく、人と犬の関係を整えること」だと強く感じるようになりました。
家庭犬のしつけにおいても、もっと飼い主様に寄り添った教育が必要だと感じました。犬だけを変えるのではなく、飼い主様が犬を理解し、自信を持って向き合える場所をつくりたい。その思いが、東京DOGSの原点です。

創業当初、最も大切にしていたことは何ですか。

創業当初から一貫して大切にしているのは、目の前の一頭と一人の飼い主様に、本気で向き合うことです。

事業を大きくしたいという思いはあります。しかし、犬のしつけという仕事は、数字だけを追いかけると本質を見失いやすい仕事でもあります。
飼い主様にとって、愛犬についての悩みは日常と切り離せないものです。散歩がつらい。家で休めない。噛まれてしまう。近所迷惑が不安。そうした悩みは、とても切実です。

だからこそ私たちは、「この犬には何が必要か」「この飼い主様にはどんな伝え方が必要か」を常に考えています。犬の行動だけを見るのではなく、家庭環境、生活習慣、飼い主様の考え方、犬の気質まで含めて見る。その姿勢が、東京DOGSの土台です

経営者として大切にしている価値観を教えてください。

私が経営者として大切にしている価値観は、「三方よし」です。ただ、東京DOGSにおける三方よしは、単に「売り手よし、買い手よし、世間よし」にとどまりません。

・犬が幸せであること。
・飼い主様が幸せであること。
・スタッフが誇りを持って働けること。
・会社が健全に利益を出し、成長できること。
・取引先様、地域社会、関係各位の皆様にとっても価値があること。

この全方位に対して、価値と利潤が循環する会社でありたいと考えています。

犬への愛情だけでは、事業は継続できません。一方で、利益だけを追いかけても、犬の仕事としての本質を失います。
大切なのは、犬にとって良いサービスであり、飼い主様にとって安心できる価値であり、スタッフにとって成長と誇りにつながるものであり、会社としても継続可能な利益を生み出せることです。

会社が利益を出すことで、人材育成、店舗展開、教育、商品開発、社会貢献に再投資できます。その循環があってこそ、より多くの犬と飼い主様を幸せにできると考えています。

私は、経営とは「誰か一人だけが得をする仕組み」ではなく、関わるすべての人に価値が巡る仕組みをつくることだと思っています。東京DOGSは、犬、飼い主様、スタッフ、会社、関係各位、地域社会のすべてにとって必要とされる存在を目指します。それが、私の考える”全方位よし”の経営です。

東京DOGSの強みはどこにありますか。

東京DOGSの強みは、現場力、発信力、教育設計の3つが組み合わさっていることです。

まず、私たちは実際に店舗を運営し、日々多くの犬と飼い主様に向き合っています。机上の理論だけではなく、現場で起きるリアルな悩みや変化を理解しています。

次に、YouTubeやInstagramなどを通じて、犬のしつけに関する情報を広く発信しています。今は、飼い主様がまずネットやSNSで情報を探す時代です。だからこそ、専門家が正しい知識をわかりやすく届けることが重要だと考えています。

そして、教育設計です。一般の飼い主様向けのしつけだけでなく、スタッフ育成やプロドッグトレーナー育成にも力を入れています。
犬のしつけは属人的になりやすい業界です。「あの先生だからできる」だけでは、社会に広がりません。だからこそ、東京DOGSでは技術や考え方を仕組み化し、誰が担当しても一定以上の価値を提供できる組織づくりを進めています。

事業を進める中で、最も苦労したことは何ですか。

一番苦労したのは、職人としての自分から、経営者としての自分に変わっていくことです。

ドッグトレーナーとして現場に立っている時は、自分が努力すれば成果が出ます。自分が犬を見る。自分が飼い主様に伝える。自分が改善する。それで前に進める部分が多くありました。
しかし、会社として成長していくには、それだけでは限界があります。スタッフを育てる、店舗を任せる、採用する、数字を見る、仕組みを作る、理念を言語化する、外部パートナーと組む。これらは、現場のプロとはまったく別の能力です。

特に難しかったのは、「自分が動いた方が早い」という考えを手放すことでした。しかし、それを手放さなければ、組織は育ちません。
今は、自分が前に出る部分と、人に任せる部分を分けるようにしています。その上で、東京DOGSとして大切にしたい価値観や品質基準を言語化し、共有することを大切にしています

失敗や壁をどのように乗り越えてきましたか。

壁にぶつかった時、私はまず原因を分解するようにしています。これは、ドッグトレーニングと経営に共通している考え方です。

犬が吠えるなら、なぜ吠えているのかを考える。不安なのか、興奮なのか、要求なのか、警戒なのか。原因を見ずに表面的に止めようとしても、根本的な解決にはなりません。
経営も同じです。売上が伸びないなら、認知の問題なのか、導線の問題なのか、商品設計の問題なのか、成約率の問題なのか。スタッフが育たないなら、採用の問題なのか、教育の問題なのか、評価制度の問題なのか。

問題を大きな塊として見るのではなく、細かく分解して、一つずつ改善する。この考え方を大切にしています。
そして、失敗を失敗のまま終わらせないこと。仕組みに変え、学びに変え、次につなげること。それが、成長するために必要な姿勢だと思っています。

人材育成で大切にしていることを教えてください。

人材育成で大切にしているのは、技術者を育てる前に、人として信頼される人を育てることです。

ドッグトレーナーは、犬を扱う仕事であると同時に、飼い主様の人生に関わる仕事です。犬の問題行動に悩んでいる飼い主様は、不安や焦り、時には罪悪感を抱えています。その方に対して、専門知識を一方的に押し付けるだけでは、本当のサポートにはなりません。

・相手の話を聞く力。
・わかりやすく伝える力。
・責めずに導く力。
・犬にも飼い主様にも誠実に向き合う姿勢。

これらがあって初めて、技術が活きると考えています。

もちろん、犬の行動学やトレーニング技術も重要です。しかし、知識だけがあっても、現場で信頼されなければ意味がありません。東京DOGSでは、犬を見る力だけでなく、人を見る力、チームで働く力、現場を整える力も含めて育成していきたいと考えています。

事業を通じて、社会にどのような価値を提供したいですか。

私たち東京DOGSの理念は、「犬を通して、人々を幸せに。」です。この言葉は、単なるスローガンではありません。私自身が人生をかけて体現していきたいテーマです。

犬を幸せにする。飼い主様を幸せにする。そして、犬と人が共に暮らす社会そのものをより良くする。これが、東京DOGSの社会的使命です。

犬の問題行動に悩む飼い主様は多くいます。しかし、その原因は犬だけにあるわけではありません。犬への理解不足、接し方、生活環境、運動不足、情報の偏りなど、さまざまな要因が関係しています。

だからこそ私たちは、犬を一方的に変えるのではなく、犬の本能や行動を理解し、飼い主様と一緒に暮らし方を整えていきます。犬が安心して暮らせる。飼い主様が自信を持って向き合える。家族の中に笑顔が増える。散歩が楽しくなる。その積み重ねこそが、「犬を通して、人々を幸せに。」の体現です。

また、ペットを取り巻く社会課題にも向き合っていきたいと考えています。飼育放棄、問題行動による手放し、近隣トラブル、不適切なしつけ、情報不足、ペット業界の人材不足、サービス品質のばらつき。これらは、社会全体で考えるべき課題です。

東京DOGSは、犬の教育、飼い主様への学び、専門人材の育成、店舗展開、メディア発信を通じて、こうした課題の解決に貢献していきます。
犬を幸せにすることは、人を幸せにすることにつながります。人が幸せになれば、家庭が明るくなり、地域も温かくなります。犬と人がより良い関係で暮らせる社会をつくること。それが、私たちの提供したい社会価値です。

株式会社東京DOGSイメージ5

今後の展望について教えてください。

今後は、東京DOGSをペット業界を代表するリーディングカンパニーへ成長させていきたいと考えています。

その中心にあるのは、「犬を通して、人々を幸せに。」という理念です。この理念を、言葉だけで終わらせるのではなく、事業として、サービスとして、社会への価値提供として体現していきます。

まずは、犬の幼稚園、しつけ教室、ペットホテルを軸にしたリアル店舗の展開を進めていきます。地域ごとに、飼い主様が安心して相談でき、犬が安心して学べる場所を増やしていきたいです。

次に、メディアと教育を強化します。YouTube、Instagram、Webメディア、オンライン講座を通じて、犬に関する正しい知識をより多くの方に届けます。

さらに、プロドッグトレーナーの育成にも力を入れていきます。ペット業界全体のサービス品質を上げるには、犬を正しく理解し、飼い主様に寄り添える人材を増やす必要があります。

物販やイベントにも取り組みます。現場のプロが本当に良いと思えるリードやトレーニング用品、日常を豊かにするドッグギアを届け、犬との暮らしの質を高めていきます。

将来的には、店舗、教育、メディア、物販、イベント、プロ育成を一体化させ、犬と暮らす人にとって欠かせない総合ブランドを目指します。犬を幸せにする。人を幸せにする。社会に価値を提供する。東京DOGSを、ペット業界の未来をつくる会社にしていきたいです。

株式会社東京DOGSイメージ3

経営者として、今後どのような会社にしていきたいですか。

東京DOGSを、犬業界の中で本気で社会に影響を与えられる会社にしたいです。

犬が好きな人が集まる会社ではなく、犬の未来を良くするために本気で考え、行動できる会社。飼い主様に喜ばれるだけでなく、スタッフも誇りを持って働ける会社。利益を出しながら、その利益を教育、人材、店舗、社会貢献に再投資できる会社。

犬業界は、まだ個人の経験や感覚に依存している部分が多いと感じています。もちろん、職人としての経験は大切です。しかし、それだけでは業界全体は大きく変わりません。
だからこそ、東京DOGSでは、現場の技術を仕組み化し、教育制度を整え、店舗運営を再現可能にしていきたいと考えています。犬のしつけや教育を、もっと社会にとって当たり前のものにする。そして、犬と人の幸せを支える会社として、業界全体に良い影響を与えていきたいです。

次世代のリーダーや起業家に伝えたいことはありますか。

私自身、まだまだ挑戦の途中です。その上で伝えたいことがあるとすれば、「継続すること、続けることの大切さ」です。
事業は、一瞬で大きくなるものではありません。華やかに見える結果の裏側には、必ず地道な積み重ねがあります。

・目の前のお客様と向き合うこと。
・毎日改善すること。
・毎日学び続けること。
・発信を続けること。
・小さな約束を守り続けること。

その一つひとつは小さく見えるかもしれません。でも、その積み重ねが数年後に大きな差になります。まさに、千里の道も一歩からです。

私も、最初から今の形があったわけではありません。目の前の一頭の犬、目の前の一人の飼い主様に向き合うところから始まりました。そこから少しずつ信頼が生まれ、仲間が増え、店舗が広がり、教育やメディア、物販へと事業が広がっていきました。

もちろん、続けていれば必ず壁にぶつかります。売上、人材、組織、自分自身の未熟さ。経営をしていると、向き合わなければならないことはたくさんあります。それでも、やめずに続ける。失敗を学びに変える。一歩ずつ前に進む。

才能やセンスも大切かもしれません。戦略やマーケティングも重要です。でも最後に差が出るのは、続ける力だと思います。
大きな夢も、目の前の一歩からしか始まりません。だからこそ、自分が信じた道を、焦らず、腐らず、止まらずに歩み続けてほしいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

まずは、この記事を見てくださってありがとうございます。そして、私たち東京DOGSを知ってくださって、本当にありがとうございます。

犬と暮らすことは、人生を豊かにしてくれる素晴らしい体験です。一方で、犬と向き合うことは、命と向き合うことでもあります。
犬は言葉を話せません。でも、行動や表情、しぐさ、日々の反応を通じて、たくさんのことを伝えてくれています。その声なき声に人が気づけるようになること。犬という動物を正しく理解すること。そして、人と犬が互いに無理なく、幸せに暮らせる関係をつくること。それが、私たち東京DOGSが大切にしていることです。

私たちの理念は、「犬を通して、人々を幸せに。」です。犬を幸せにして、人を幸せにする。その先に、より温かく、優しい社会をつくっていく。
犬のことで悩んでいる方。これから犬を迎えたい方。もっと愛犬との関係を深めたい方。犬に関わる仕事を本気で目指したい方。そういった方々にとって、東京DOGSが少しでも力になれる存在でありたいと思っています。

これからも私たちは、犬を幸せにし、人を幸せにし、社会に価値を届ける会社として挑戦を続けていきます。この記事を通じて、少しでも東京DOGSの想いや、私たちが目指している未来を知っていただけたなら嬉しいです。

株式会社東京DOGSロゴ

企業概要

企業名 : 株式会社東京DOGS

代表者 : 松尾 邑仁

所在地 :
埼玉本社 埼玉県越谷市川柳町1丁目298
東京本社 東京都足立区東和5丁目5-25

設立  : 2023年1月23日

事業内容:
・ペットの飼育、売買、仲介の請負、しつけ事業
・各種自動車の販売、整備、板金、塗装、修理、解体及び輸出入
・通信販売業
・不動産の売買、賃貸、開発、仲介、媒介及び管理業
・損害保険代理店業
・各種セミナー、イベント等の企画、開催、運営及び管理
・上記各号に附帯関連する一切の事業

URL  : https://tokyo-dogs.com/

 

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