【株式会社TSUTA-WORLD】
山岡優樹社長インタビュー

今までのお仕事のご経験などを教えてください。

まず、凸版印刷のグループ会社であるトッパンフォームズに新卒で入社しました。ＤＴＰオペレーターとして業務にあたっておりましたが、3年目にケガをし、それが原因で退職を致しました。

生活費の関係もあり一度地元に帰省し、今の仕事の基盤となるWeb関連の知識を必死で勉強しました。その知識を基にWebデザイナーとして就職しましたが、不運なことに職場は超絶ブラック企業といわれる場所でした。多くの制作案件に携わり、実務経験を積ませて頂く事はできましたが、朝は１０時スタート、終りは深夜の３時、休みは月に6日の労働環境の中で、私は倒れてしまいました。入社から1年経った頃だと思います。

その後、北海道の英会話スクールのデザイナーとして入社しました。アメリカンスタイルで物事をハッキリという社長の元、良い環境で仕事をさせて頂きました。しかし、親への仕送りなどもあり、最初の頃の給料では賄えなかったため、他社のWebデザインを副業で請け負う様になりました。この副業がフリーランスの始まりですね。

英会話スクールを本業とされながら、副業としてウェブデザインなどを請け負っていたのですね。その時期から創業までの経緯を教えてください。

クライアントの信用を得るプロセスを掴み順調に副業の収入は増えました。また本業でも、副業で培ったスキルなどを生かし活用する事ができ、まさに好循環でした。順調に本業でも成果を出すことができ、英会話スクール全体の統括マネージャーも任せて頂きました。

その中で、会社の売上や数字を追い、多少の慢心もあったことから、当時の部下を叱責したり退職勧奨・リストラも多く行いました。人の気持ちをおざなりにした結果、社内での反感を買い、社長から私自身に退職を勧められました。驕りがありながらも一生懸命に仕事と向き合っていたため、お世話になった社長からそのような申し出をもらった事は辛かったです。ただこの経験は、会社を運営し、人と向き合う上で非常に大きな学びとなり今に生かせていると思います。

それから、副業のWebサイト構築を本業とし、フリーランスで数年過ごしておりました。多くのクライアントから「正社員で働かないか」というオファーを頂きましたが、東京と北海道という距離の問題もあり、お断りしていました。その中で、とても熱心にオファーして頂ける映画会社がありまして、仕事内容に興味があった事もあり、オファーを受けさせて頂きました。

映画会社でWebデザイン・ディレクション、映画宣伝、社内へのIT機器導入などを行い、頑張りを認められ取締役「CIO（最高情報責任者」の役職を頂きました。営業と人脈形成により会社の売上に貢献する中、順調な仕事とは裏腹に、社会における自身の役割について考え、悶々とした日々を過ごしていました。

転機となったのはIT投資の社内プレゼンです。セールスを受けたIT会社の動画や私の説明では商品の素晴らしさを伝えられなかったのです。営業をする側も受ける側も説明する為のツールが不足していて機会損失している。本当に素晴らしい商品を分かりやすく簡潔に伝えられるツールを作れば、世の中に大きく貢献できるのではないか？

愛に基づいた動機を見つけた私には、不思議と多くの縁が引き寄せられました。システム開発とアニメーション制作を行っているバングラデシュの会社などです。オフショアという（海外開発、海外制作）方法により、安価でクオリティの高い動画や商品を作る事ができます。勤めていた会社からも一部投資を受け、業務委託先の会社からも投資をしてもらい資金調達もできたので起業準備にはいりました。

企業名「株式会社TSUTA-WORLD」と企業ロゴに込めた想いを教えてください。

「伝わる」に「ワールド」をかけあわせて
ツタワールドとしました。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

世の為、人の為の課題解決カンパニーという理念からスタートしました。
また、社長が一番下であることを標榜している組織です。
そのため、一番下の人間が働くということを意識していることから、社長が一番働きます。

株式会社TSUTA-WORLDの詳しい事業内容や強みを教えてください。

説明用アニメ動画制作
リード獲得のご支援
VideoDX(商標登録済み）というのを武器にしており
動画とITを掛け合わせた商品開発、ITを上手いこと活用した動画利活用のコンサルティングが得意です。

株式会社TSUTA-WORLDへの就職を希望する方や、次代を担う若い方へのメッセージをお願いします。

人には背景があり、その背景をもとに価値観が生まれます。

前述の英会話スクールの社長は日系アメリカ人でしたが「議論をしっかり行い素晴らしい内容であればしっかり採用する」という海外志向の価値観があったからこそ、意見を言う私を重用してくれたと感じています。また私も当時、副業と本業にて収入を十二分に得ている背景があったからこそ、仕事を捨てる覚悟を持って、正しいと思う意見を突き通せたのでしょう。

今まで生きてきた既存のものがありこそすれ、株式会社TSUTA-WORLDでは、一人一人が素晴らしい価値観を生むことができる背景を整えていきたいと考えています。

また自分の為で働くのも勿論なのですが、他人の為・社会の為に動く動機を見つけることが大切だと思います。それを見つけた時から縁が広がり、人生が回り始めることは私が実感しています。