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【株式会社Greenspoon】
黒﨑 廉社長インタビュー

【株式会社Greenspoon】<br>黒﨑 廉社長インタビュー

1988年生まれ。新潟県出身。新卒で広告営業を経験した後、スマートフォンアプリのスタートアップに入社。アプリ企画やECサイトをはじめとした、Webサービスのグロース事業を展開。2019年に現会長の田邊友則氏らとともにGreenspoonを設立。2025年11月に同社代表取締役社長に就任。

現在のお仕事を志したきっかけを教えてください。

もともと「食の仕事をしたい」と考えていたわけではありません。私自身、昔から「どうしたら人に喜んでもらえるか」を考えることが好きでした。

前職ではゲームやWebサービスの企画、マーケティング、事業開発などに携わっていました。そこで一貫して大切にしていたのも、サービスの先にいるお客様がどう感じるかでした。

GREEN SPOONも、その延長線上にあります。食を通じて日々の生活を少し楽しくしたり、自分自身を大切にできる時間を生み出したりする。そうした体験をつくることが、今の仕事につながっています。

株式会社GREEN SPOONイメージ3

学生時代や前職でのご経験・ご経歴を教えてください。

新潟県出身で、学生時代は大学までバスケットボールを続けていました。

2011年に新卒で広告会社に入社し、フリーペーパーの広告営業を担当しました。飛び込み営業なども経験し、約2年半勤務しました。

その後、スマートフォンアプリなどを開発するベンチャー企業に転職しました。約6年間、プロモーション、広報、マーケティング、データ分析、開発ディレクション、プロジェクトマネジメント、ECサイトのコンサルティングなど、幅広い業務に携わりました。

2019年に、田邊友則、小池優利とともに株式会社Greenspoonを共同創業しました。

GREEN SPOONを創業された経緯を教えてください。

田邊とは、大学時代のアルバイト先で知り合った友人です。卒業後も頻繁に会う関係で、以前から「いつか起業したい」という話をしていました。あるとき田邊から「一緒に事業をやらないか」と声をかけてもらったことが、きっかけです。

実は、その時点では何を事業にするかも決まっていませんでした。

私たちは事業を決める前に、まず「自分を好きでいつづけられる人生を。」というビジョンを決めました。そのビジョンを実現するために何ができるのかを3人で議論し続け、その中から生まれたのがGREEN SPOONです。

株式会社GREEN SPOONイメージ1

「GREEN SPOON」誕生の背景には、どのような課題意識や想いがあったのでしょうか?

創業メンバー3人とも、前職では忙しく働いていて、満足のいく食生活を送れていませんでした。

健康的な食事をしたほうがいいことは分かっている。しかし、忙しい毎日の中でそれを続けることは難しい。その結果、「ちゃんとできていない」という後ろめたさを感じてしまう。

これは自分たちだけでなく、多くの人が抱えている課題なのではないかと考えました。

そこで、健康のために我慢するのではなく、おいしくて、楽しくて、簡単だから自然と続けられる食事をつくろうと考えました。これがGREEN SPOONの原点です。

モチベーションを高めるために行っていることがあれば教えてください。

私は「人に喜んでもらうこと」が昔から好きなので、お客様の反応や声が大きなモチベーションになっています。

GREEN SPOONでは、経営陣も直接お客様へのインタビューを行ってきました。実際に使ってくださっている方の生活や悩み、GREEN SPOONを食べたときの気持ちを知ることで、「もっと良いものをつくりたい」と思えます。

また、趣味や家族など、仕事とは違うことに集中する時間も大切にしています。

人生を歩む上で特に大切にしていることを教えてください。

「相手の立場に立って考えること」は、仕事でも人生でも大切にしています。たとえば、次のようなことです。

  • 広報なら、その情報を受け取る人がどう感じるか
  • マーケティングなら、広告を見た人がどう思うか
  • 商品なら、それを食べた人の生活がどう変わるか

自分たちが何をしたいかだけでなく、その先にいる人を想像することは、これまでずっと大切にしてきた考え方です。

GREEN SPOONのビジョンと、そこに込めた想いを教えてください。

GREEN SPOONは、「自分を好きでいつづけられる人生を。」というビジョンを掲げています。

私たちにとって「食」は目的ではなく、人生をより良くするための手段のひとつです。

忙しいと、どうしても自分のことが後回しになります。しかし、GREEN SPOONを食べることで、「今日は自分のためにちゃんとした食事を選べた」と感じてもらう。その小さな積み重ねが、自分自身を大切にすることにつながると考えています。

そのために、おいしさ、手軽さ、楽しさ、ヘルシーさを両立させながら、日常の中で無理なく続けられる商品や体験をつくっています。

GREEN SPOONの事業内容や強みを教えてください。

GREEN SPOONは、忙しい毎日でも自分を大切にできる食事を届けるウェルネスブランドです。

スムージーからスタートし、現在ではスープ、サラダ、メインディッシュ、ライス&パスタ、DELI BENTOなどへカテゴリーを広げています。

一貫して大切にしているのは、単に栄養を摂取するだけではなく、「食べる体験そのものを豊かにする」ことです。

GREEN SPOONのサービスの独自性や差別化について教えてください。

最大の違いは、「健康食品をつくる」という発想から始まっていないことだと思います。

私たちは最初に「自分を好きでいつづけられる人生を。」というビジョンを決め、そこから逆算してGREEN SPOONというサービスをつくりました。

そのため、栄養や利便性だけでなく、料理の彩り、食材の存在感、パッケージ、選ぶ楽しさまで含めて、体験を設計しています。目指しているのは、お客様が自分を大切にしていると感じられることです。

数ある食のサブスクの中で、GREEN SPOONならではの強みや差別化ポイントを教えてください。

機能的な価値だけでなく、情緒的な価値まで含めて提供していることだと考えています。

宅配食はどうしても「時短」「栄養」「便利」といった機能で比較されがちです。もちろんGREEN SPOONもそれらを大切にしていますが、それだけではありません。「今日これを食べられてよかった」「自分のために良い選択ができた」と感じてもらうことを重視しています。

食事を通じて生活そのものを少し豊かにすることが、GREEN SPOONらしさだと思っています。

株式会社GREEN SPOONイメージ4

GREEN SPOONを運営される上で大切にされていることを教えてください。

「お客様は誰なのか」を常に明確にすることです。

社内だけで想像するのではなく、私自身も含めて、実際にお客様へインタビューを行ってきました。どんな生活をしていて、何に困っていて、何を求めているのかを聞いてきました。

商品開発やマーケティングなど、すべての意思決定において、お客様への解像度を高く持つことを大切にしています。

ブランドとして大切にしてきた「譲れない軸」はありますか?

やはり「自分を好きでいつづけられる人生を。」というビジョンです。

商品カテゴリーや販売方法、会社の体制は、これからも変化していくと思います。ただ、「自分を大切にできる体験を届ける」というブランドの根本は変えたくありません。

便利にするだけでも、健康にするだけでもなく、食べる人の心まで少し前向きにする。その体験は、GREEN SPOONとして譲れない部分です。

2024年に江崎グリコグループの一員となられましたが、経営やブランド展開にどのような変化や可能性を感じていますか?

江崎グリコグループに入ったことで、GREEN SPOONというブランドがより多くの方の日常に届く可能性が大きく広がったと感じています。

私たちはD2Cから始まったブランドですが、これからはオンラインだけに限定せず、オフラインも含めてお客様との接点を増やしていきたいと考えています。

一方で、事業や組織が大きくなっても、GREEN SPOONの思想まで変えてしまってはいけません。

グリコグループの持つ食品事業の知見や基盤と、GREEN SPOONが培ってきたブランドづくりや顧客体験を掛け合わせることで、「自分を大切にできる食事」をより多くの方へ届けていきたいです。

GREEN SPOONで働くやりがいについて教えてください。

自分たちがつくった商品が、お客様の生活に直接入っていくことです。

お客様から「忙しい日でもちゃんと食べられた」「GREEN SPOONが冷凍庫にあると安心する」といった声をいただくと、食事を届けているだけではなく、生活そのものに関わっている仕事だと実感します。

また、GREEN SPOONはまだ完成された会社でもブランドでもありません。自分たちの手でブランドの未来をつくっていけることも、大きなやりがいだと思います。

今まで苦労された経験、そこから学ばれたことを教えてください。

事業を成長させる過程では、思ったようにいかないことも数多くありました。

その中で学んだのは、自分たちだけで答えを出そうとしないことです。お客様の声を聞き、数字を見て、必要であれば自分たちの仮説を変える。

ただし、方法は変えても、「何のためにこの事業をやっているのか」というビジョンは変えない。その両方が大切だと思っています。

どのような方にGREEN SPOONのサービスを届けたいですか?

仕事や育児など毎日を一生懸命過ごしていて、自分のことがつい後回しになってしまう方に届けたいです。

健康的な食生活を送りたいと思っていても、毎日自炊することは難しい。だからといって、健康のためだけの食事を我慢して続けるのも、望ましくないと思います。

「ちゃんとしたいけれど、頑張りすぎたくない」。そんな方が、自分のために無理なく良い選択ができるようにすることが、GREEN SPOONの役割だと思っています。

今後の目標やビジョンを教えてください。

GREEN SPOONを単なる冷凍宅配食のブランドではなく、「自分を大切にするための食のブランド」として育てていきたいと考えています。

オンラインだけでなくオフラインへも接点を広げ、商品カテゴリーについても、お客様の日常にさらに深く寄り添える形へと展開していきます。

最終的に目指しているのは、GREEN SPOONの商品をたくさん売ることだけではありません。

食を通じて、自分自身を大切にする人、自分を好きでいられる人を増やすこと。その文化をつくることが私たちの目標です。

株式会社GREEN SPOONイメージ2

この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

忙しい毎日の中では、自分のことを後回しにしてしまうこともあると思います。しかし、毎日の食事を少し変えるだけでも、「自分のためにちゃんとできた」と思える瞬間をつくることはできます。

GREEN SPOONが、そのように自分自身を大切にするきっかけのひとつになれたら嬉しいです。

私たちはこれからも、食を通じて「自分を好きでいつづけられる人生」を支えるブランドをつくっていきたいと思っています。

企業概要

企業名 : 株式会社Greenspoon

代表者 : 黒﨑 廉

所在地 : 東京都渋谷区恵比寿2−36−13 広尾MTRビル4階

設立  : 2019年5月30日

従業員数: 27名

事業内容: 忙しい毎日でも自分を大切にできる食事を届けるサービス「GREEN SPOON」の企画・製造・販売

URL  : https://greenspoon.co.jp/

 

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