【株式会社テラジマアーキテクツ】
深澤彰司CEOインタビュー

深澤彰司CEOの学生時代や前職でのご経験・ご経歴を教えてください。

建築学科にて難波先生や新井千秋先生、小嶋 一浩先生などに指導を受けましたが、それほど真面目ではなかったので今思えばもったいなかったかなと感じています。
積水化学工業㈱住宅事業本部に入社し、生産工場で設計や現場を経験し、その後プレジデント室特命ＰＪ係としてこれからの住宅の企画に携わっていましたが、もっと自由にもっとお施主様と近くで仕事をしたいとの思いから転職を決意し、現在のテラジマアーキテクツと出会うことになりました。

就任された経緯を教えてください。

弊社社長寺島が趣味のモータースポーツの際に大きな事故を起こし、当時設計マネージャーだった私が業務を引き継ぐ形で現在に至ります。

深澤彰司CEOの座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり
高校時代にユニークだった化学の先生がよく言っていた言葉です。
チャレンジや変化を恐れないという意味でも大事にしています。

現在の仕事をしてからもう一つ
情けは人の為ならず
住宅の仕事を続けているといろいろな出来事に出会いますが、相手の立場になり自分だったらどう思うかを想像して解決をしていった結果が今の会社の風土やお客様の評価につながっているのではないかなと感じています。

株式会社テラジマアーキテクツの理念やビジョンに込めた想いを教えてください。

テラジマアーキテクツの理念は「上質な暮らしの創造」です。私たちの仕事は主に家を建てることですが、家づくりの先にある住まい手の理想の暮らしを実現していくことを目標、終着点として様々なサービスをご提供しています。
そして、活動指針としているのは「信頼・革新・技術・継続」の４つのキーワードです。多くの方にとって一生に一度の買い物である住宅建築をお任せいただくにあたり、常に向上心と誠意を持ち続けていくことと同時に、住まい手の創造を超える生活スタイル・サービスをご提案、ご提供することによって、お客様に愛され価値を感じていただける企業となることを目指したいと考えています。

これらを設定する過程で、私がかつて従業員として設計や施工現場での仕事に携わっていた時に感じた違和感がもとになっています。お客様に何を伝えるべきか、我々の普段行っている仕事の価値を正しく評価していただくためには、どのような姿勢でいるべきなのか、ということを言葉にしたものです。

株式会社テラジマアーキテクツで働く仕事のやりがいや大切にされていることについて教えてください。

特に建設業界・設計業界は、業務量に対し、労働環境や労働条件が伴わないところが多いと感じています。社員に対しては、自己表現ができる場でありながらきちんと家族を持ち、自分の生活が安定できるといった精神的な安定を提供することが大切だと考え、環境整備を行っています。

一般的に、設計事務所や工務店における注文住宅は自由度が高く、住宅の設計士にとっては非常にやりがいのある仕事である一方、業務量が非常に多く過重労働につながりやすいという側面があります。小規模な企業が多く、充分な待遇が得られないために家族を持てない、ということも往々にしてあります。
株式会社テラジマアーキテクツは、設計事務所・工務店の機能を併せ持つ、業界では比較的珍しい業態を採っています。10名以下など小規模な企業が多いこの業界で、現在35人の社員が在籍しています。また、一人の設計士が現場管理や営業も行う・・といった複数の業務を兼任するのが一般的なこの業界で、設計・施工管理・営業・アフターメンテナンス・バックオフィスの部門を明確に分け、各部門の専門性の向上と業務負担の軽減を目指しています。こうした体制はハウスメーカーと呼ばれる中堅以上の規模の企業では一般的ですが、規格化された住宅の設計は設計士にとってあまり魅力的な仕事ではないかもしれません。

株式会社テラジマアーキテクツは、中堅以上の規模のハウスメーカーと同等の働きやすい環境と、設計事務所・工務店ならではの自由な家づくりを両立できる環境を整えています。その結果、自由な自己表現がしたい、同時に自分の暮らしを大切にしたい、長く働き続けたいと望む、モチベーションの高い設計士が集まっています。

また、株式会社テラジマアーキテクツでは、設計士・施工管理士からバックオフィスのスタッフに至るまで、全ての社員に裁量を与え、成果と業務進捗を自己管理させることを徹底しています。それと同時に、各職種が必要に応じて連携できる場を作り提供することを大切にしています。それによって、高い成果を上げながらワークライフバランスの取れた働き方を実現しています。