【株式会社PE-BANK】
髙田幹也社長インタビュー

髙田幹也社長の学生時代や前職でのご経験・ご経歴を教えてください。

小学校からずっと卓球に打ち込んできまして、中学、高校も卓球漬けの毎日でした。
ずっと卓球一筋で、インターハイに出場した経験もあり、そのまま推薦で大学へ進学できたのですが、高校卒業後は自由に過ごしたかった気持ちもあり、４年制のコンピューター専門学校を選びました。
就職活動は思いのほか、順調に進みましたが、これでいいのか？と思うようになりました。
リクルートスーツを脱ぎ、髪を染めて髭をはやし、おおよそリクルートスタイルとはかけ離れた装いで受験したら、今度は面白いように不合格。しかし、中に１社だけ、面接のあと残るように指示された会社がありました。それが、当社のグループ会社であるアスノシステム株式会社の前身の会社です。

髙田幹也社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

座右の銘として、中学生の時から『初心忘るべからず』という気持ちと、高校時代の恩師からもらった『人と同じことはしない』という教えを特に大切にしています。人と同じことをしても1番になることはできないので、新卒で社会人になったばかりの時から、必ず他人と少し違う角度で物事を考え、他人より努力をすることを心がけてきました。クラブ活動でのハードな練習や試合、ガソリンスタンドでのアルバイトで出会った敏腕所長と共に過ごした経験は、今の活動や考え方の基盤になっています。
社長となった今も、初心を忘れず、会社のカルチャーにとらわれず、改革を巻き起こしていきたいです。

企業名「株式会社PE-BANK」と企業ロゴに込めた想いを教えてください。

PE-BANKに託された使命とその姿を、3つのサクランボをモチーフにデザインしています。中央のサクランボは「PE-BANK」、そこにつながる2つのサクランボは「プロエンジニア」（所属しているフリーランスITエンジニア）と「企業」、この3者のグッドリレーション、グッドパートナーシップを表現しています。
サクランボのモチーフは、ものごとの「実り」を象徴し、実りとはわたしたちが目指す、ITを通じた豊かな社会生活創造への貢献です。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

当社の理念はITフリーランスの社会的地位がより一層高まる社会を創り上げていくことです。
私たちは「フリーランス」という言葉がまだ一般的ではなかった35年前から、フリーランスITエンジニアの社会的地位の向上を使命として、エンジニアの働く環境の改善に取り組んでいます。
多様な働き方が広がった現在、企業の開発現場における優秀なIT人材活用の選択肢を広げ、社会のDX化推進に貢献するため、プロ基準の導入などフリーランスITエンジニアのさらなる品質の向上に取り組んでいます。

株式会社PE-BANKの詳しい事業内容や強みを教えてください。

当社はフリーランスITエンジニアが開発業務に専念できるよう、営業活動、経理業務、福利厚生、スキルアップ支援まで、自分らしく働くための支援を行うエージェント事業を行っています。

強み①プロ基準
フリーランスITエンジニアの社会的地位をより一層高め、 安心して長く働ける環境を創出するために、弊社が取り組んでる事として「プロ基準」を掲げています。「プロ基準」とは、実務経験や責任感、情報セキュリティに関する知識など、正式なフリーランスITエンジニアとして備えておくべき基準を定めたものです。「プロ基準を満たしたエンジニアのみ」を企業様にご紹介することで、エンジニアの責任感と信頼性を担保します。

強み②契約の透明性
業務にあたるITエンジニアに契約内容や手数料をオープンにしているため、契約に納得したうえで仕事に専念いただいています。仕事へのやりがいや責任感を持って業務ができるため、当社との信頼にも繋がっています。手数料も明確で、事前に企業、エンジニアともに開示しております。受注金額から手数料を引いた金額がエンジニアの報酬という構造になっています。

強み③担当営業のサポート体制
担当営業が一貫して企業様もエンジニアもサポート、社内で担当を分けるのではなく、企業様とエンジニアどちらも知っている担当が「真にエンジニアが求めるサポートとは何か」「企業に求められるエンジニアの在り方とは」を常に考え提案、実現しています。

強み④イベントの開催
フリーランスとして活動されている方の中には、会社員とは違い同僚など仕事の悩みや情報を共有できるコミュニティーが少ないため、当社では、各支店にて定期的に交流会や勉強会を開催しており、横の繋がりを作れるような機会を提供しています。(東北では芋煮会、中部ではBBQ、関西ではお花見など)
毎年12月には所属エンジニアに向けて1年の労をねぎらい、交流を深める「プロエンジニアパーティー」や、6月にはITエンジニアが最新のIT動向を学び・語り合うアカデミックなイベント「ProTechOne」など、規模の大きいイベントを開催しています。

強み⑤福利厚生支援
会社員より保障の少ないフリーランスとして働いている方も、一般企業と同水準の福利厚生が使えるように、所属のエンジニアの皆さまに福利厚生支援事業を展開しています。
また、「サポートプラス by PE-BANK」では、所属のエンジニアの皆さまだけでなく、そのご家族や一般の方にもご利用いただけるよう、様々なサービス提供企業様と提携を行っています。日常生活に活用できるものやエンジニアのスキルアップなど、多くのシーンでご利用いただけるサービスを取り揃えています。

フリーランスエンジニアの働く環境の改善の為に、今まで取り組まれたことを教えてください。

当社では1989年の設立当初よりITフリーランスの社会的地位の向上を目指して活動を続けています。近年では、『ITフリーランス支援機構』の設立を後援し、会員団体の皆さまと、行政機関等と緊密に連携しながら、多様で柔軟な働き方としてフリーランスITエンジニアという選択が当たり前になるよう、働きかけて参りました。令和3年の9月より、フリーランスITエンジニアの労災加入が認められましたが、こちらも1つの活動の成果です。

企業とITエンジニアをつなげるための大切なポイントを教えてください。

企業・PE-BANK・プロエンジニア3者のグッドリレーション、グッドパートナーシップを大切にしています。どちらか片方に重きを置くのではなく、両者にとって利益になるように、業界全体としても好循環を生み出すことを目指しています。

株式会社PE-BANKを運営される上で大切にされていることを教えてください。

人材のマッチングのみであれば、Webに登録し、利用すれば完結します。ただ当社は、フリーランスITエンジニアの幸せのため、血の通ったサービスをご提案できるエージェントでありたいです。生活面の相談も含め、皆様に寄り添い、並走できるスタンスは当社の強みでもあります。

どのような方に株式会社PE-BANKのサービスを届けたいですか？

現在フリーランスITエンジニアとして活躍されている方、またフリーランスという働き方に興味のあるエンジニアの方に、弊社の幅広いサービスを届けたいです。
また、近年はフリーランスという働き方が一般的になりつつありますが、日本においては、企業に雇用されている正社員への信頼度が高く、まだまだ「フリーランスは無責任」というイメージが根強いと感じます。
当社ではプロ基準の導入により、質の高く、信頼できるエンジニアをご紹介できるように体制を整えています。IT課題を感じている企業の方にも、ぜひフリーランスITエンジニアの活用を視野に入れていただきたいです。

今後の目標やビジョンを教えてください。

当社と同じような事業を行う競合となる企業も増えてきていますが、広い視野でみるとフリーランスITエンジニアが働きやすい社会になっているいうことで良い事だと捉えています。
今後も、更なる業界の発展と成長を目指して、企業様とは「ITと人材戦略パートナーとしてビジネスの成長を加速させる」こと、フリーランスITエンジニアとは「長期的な視点でキャリアを共に描き可能性の拡張、夢の実現を支援する」こと、IT業界に対しては「当たり前を変え、新たな歴史を開墾し、次世代のためのとりくみや環境をととのえる」こと。企業、フリーランスITエンジニア、業界全体で新たな価値を生み出し、よりよい世界を実現するために「共創」して参ります。

この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

フリーランスITエンジニアという働き方に興味のある方、またIT人材を必要としている企業の皆さま。ぜひお気軽に当社にご相談ください。