【株式会社MamaWell】
関まりか社長インタビュー
関まりか社長 略歴
大学卒業後、助産師として病院で勤務、500人以上の赤ちゃんの誕生の場に携わる。その後、千葉大学大学院に進学し、「妊婦の身体活動」をテーマに研究を始める。博士課程在籍中に、自身の研究・助産師・妊娠経験を起業シーズに株式会社MamaWellを創業。「女性の生涯における健康をエビデンスに基づいてサポートする」をミッションに掲げ、起業家・1児の母として日々奮闘中。
中学生の時、俗にいう「中2病」だった当時、「なぜ自分は女性として生まれたのか、男性であればどれほどよかっただろう」と思っていた時に、女性しかなれない職業である「助産師」を知りました。私は、女性として生まれてきたからには、女性にしかなれない職業につきたいと思うようになりました。その後、親戚が出産を経験し、その際に助産師にお世話になったという話を聞き、素晴らしい職業と実感しました。これが助産師の道を志すきっかけとなりました。
赤十字病院で助産師として勤務し、4年間で100人以上の赤ちゃんを直接介助し、助産師として大きなマイルストーンを達成しました。
助産師として勤務する中で常々、多くの妊婦が流産・早産を懸念し身体を動かすことを控える傾向にあることを実感しました。この背景にある、妊婦の運動について正しい理解をしている助産師が非常に少ない現状や、妊婦が正しい情報を得られる機会がほとんどないことに強い課題感を抱いています。
500人以上の赤ちゃんの誕生の場に立ち合い、次のキャリアアップを求め、 千葉大学大学院へ進学。修士・博士課程で「妊婦の身体づくり」を研究テーマに研究を行い、博士後期課程在籍中にJST 次世代研究者挑戦的研究プログラム(JPMJSP2109)の支援を受けて博士論文研究を実施しました。
企業ロゴは助産師の英語略称「MW(midwife)」を表しており、人と人を繋ぐようなイメージで助産師の伴走サポートによる「安心感」を表現しています。
妊娠・育児期の女性を対象に、パーソナル助産師が伴走者となり、専用アプリとウェアラブルデバイスで取得した健康データから妊婦の活動状況をモニタリングし、助産師が適切な活動量を達成するための生活改善支援をしています。導入企業には、妊婦社員の健康状態をフィードバックし、過度な業務負担の予防や職場内のコミュニケーションギャップを解消し、企業全体の生産性の向上を提供しています。
当社の強みは、代表の関が妊婦の運動の研究者であること、そして、医師・助産師が多い医療者集団であることです。
現在、妊娠育児がキャリアの障壁となっています。MamaWellは女性が妊娠でキャリアをあきらめず、自身の可能性を最大限に引き出せるようサポートしていき、妊娠や育児がキャリアの成長を妨げる要素とならないようにシームレスなキャリア形成の実現につなげることを目指しています。
現在、経済産業省の「令和5年度フェムテック等サポートサービス実証事業」の一環で、日本全国の妊婦様、企業様は、2024年2月まで当社サービスを無料でご利用いただけます。
当社サービスは、妊婦の皆さまのニーズに叶うサービスとなっていますので、お知り合いに妊婦の方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社サービスのご紹介をお願いいたします。
企業名 : 株式会社MamaWell
代表者 : 関 まりか
所在地 : 茨城県つくば市
設立 : 2022年8月
事業内容: パーソナル助産師によるデータに基づいた母子の健康伴走サポートサービス
URL : https://mamawell.jp/