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【株式会社GOOD VIBES ONLY】
野田貴司社長インタビュー

【株式会社GOOD VIBES ONLY】<br>野田貴司社長インタビュー

1992年、福岡県出身。大学を経て上京し、22歳で3minute Inc.に入社。D2Cの先駆けであるD2Cファッションブランド「eimy istoire」の立ち上げに貢献。2017年11月に同社を退社し、GOOD VIBES ONLYの立ち上げに参画。デジタルプロモーションを中心とした広告企画、商品企画、商品開発、事業戦略設計全般をプロデュースし新規事業立ち上げなど幅広く事業を展開。

現在のお仕事を志したキッカケを教えてください。

2015年くらいにニューヨークのタイムズスクエアに行く機会がありました。
そこでスナップチャットやインスタグラムの大きな看板があり、具体的に何を提供するサ―ビスか詳しくは分からなかったのですが、SNSであることはわかりました。
当時の日本はまだブロガー文化中心で、その看板を見ていて、今で言うインフルエンサーの時代が来ると確信して、日本でも展開したいと思ったのが経緯です。

創業された経緯を教えてください。

上記のきっかけから日本でファッションが好きな人をスカウトして事業展開をしたいと考え、前職でインフルエンサーのディレクターブランドを仲間2名と展開していきました。
いざアパレル運営を行なっていくと、サンプルと発注に対する概念に衝撃を受けました。
デザイナーがデザインを上げてサンプルを作るのですが、1つの商品に対して、各色分のサンプルを修正が入るたびに、1回、2回、3回・・と次々と作っていきます。
使い終わったサンプルはそのまま倉庫にいき、表に出ないまま廃棄されることもあります。
そのサンプルをMDの方が発注をしていくのですが、かわいいや売れそうなどの定性的な感覚で発注数量を決めることで、適正な発注ができない仕組みになっていました。
もちろんMDの方の感性が素晴らしかったら問題はないこともあるのですが、退職、部署移動などでいなくなった時に、新しい方の感覚に頼るしかない仕組みに疑問を持っていました。

そんな中で他業種の会社に事業売却する際に、ブランドが抱える在庫数について見直す機会がありました。
その際にアパレルブランドが抱える在庫数は他業種から見ると、当たり前ではない金額だと知りました。
今まで当たり前だと考えていたことが、疑問に変わり、そこからDXの力を使い、業界の問題を解決できないかと思い、創業したのが経緯となります。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

現在のアパレル業界のビジネスモデルは計画の段階で供給過多の仕組みになっています。
ご周知だとは思いますが、環境問題についても、石油系の次に問題となっており、フランスでは衣料の廃棄が法律で禁止になったりと世界的にも環境問題を解決する流れになってきています。
その中でGOOD VIBES ONLY(以下GVO)ではデジタルファッションの力で“衣料廃棄0“を目指しています。

株式会社GOOD VIBES ONLYの詳しい事業内容や強みを教えてください。

事業内容はアパレルの従来の複雑化したサプライチェーンをブランド運営において最小のリスクで運営ができる仕組みを提供しています。
具体的にはアパレルの計画の根幹であるMDを効率よく、計画→実行→分析できることにより、無駄な業務を減らし、トップラインを上げるための時間を生み出します。
そこからデジタルサンプルを活用することで、従来のサンプルアップより1/5ほどに時間を短縮できます。
また日本の繊維商社や生地メーカーと連携することで、実物の生地をテクスチャ、物性データなどにし、ライブラリ化しています
そのデータを使用することで、リアルな商品と変わらないクオリティでデジタルファッションを制作することが可能となっています。
(物性データ・・伸び感、伸縮性、柔らかさなどの各種データを数値化しています)

野田貴司社長

貴社サービスのアパレルDXプラットフォーム「Prock」について詳しく教えてください。

Prockはどこかを目指すというより、理想の形にする為のツールと捉えていただけたらと思います。
Prockは弊社の全体のサービスを総称したものになります。
その中にはMD管理の為のPLM、BIツールやデジタルファッション、AIの需要予測など様々なアパレルのサプライチェーンに関する機能が含まれています。
MD計画から始まり、デジタルファッションで広告の最適化、納期の短縮を行い、BIツールに集約したデータからAIの需要予測を行うことで、属人化されない最適な運用フローが実現化されます。

株式会社GOOD VIBES ONLYのサービスの独自性や差別化について教えてください。

他にデジタルファッションやPLMツールだけを提供してる会社はあるかと思います。
GVOの強みは計画から製造、販売に至るまで全てのサービスを提供してるので、それにより複雑なフローを一元化し、売上のトップラインもクライアントともに上げていくことができます。
またGVOで働いてるメンバーは全員がブランドの運営を行ってきた経歴のあるメンバーが、実際に過去に課題に感じた所などをサービス化しています。
実際にクライアントから上がってきた課題なども共通の認識を持って解決に取り組んでいけることはメリットと捉えています。

どのような方に株式会社GOOD VIBES ONLYのサービスを届けたいですか?

自分たちのブランド、商品を求めてるユーザーに届け、大事にしていきたいという思いを持ってるクライアントに届けたいと考えております。
SNSなどで情報が多く、広い範囲で拡散される為、ブランド寿命が昔に比べ、短くなってると言われています。
Prockはアパレル業界全体を変革する力を持っていると信じています。私たちは、業界の様々なステークホルダーが直面する課題を解決する手助けをすることで、より持続可能で効率的なファッションの未来を築くことを目指しています。

株式会社GOOD VIBES ONLY ロゴ

企業概要

企業名 : 株式会社GOOD VIBES ONLY

代表者 : 野田 貴司

所在地 : 東京都目黒区

設立  : 2018年

従業員数: 6名

事業内容: Prock Apparel DX Web3 Digital Fashion

URL  : https://goodvibesonly.jp/

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