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【株式会社ソフツー】
鍾勝雄社長インタビュー

【株式会社ソフツー】<br>鍾勝雄社長インタビュー

2001年に大学卒業後、米国通信会社の中国支社に入社。SE、CTOを経てIP電話システム開発を行う。
2006年にITエンジニアとして来日。
2008年(株)ソフツー設立。クラウド型のコールセンターシステムの開発に注力。
2018年代表取締役に就任。
2021年ミライAIの開発を発足。現在に至る。

創業された経緯を教えてください。

エンジニアとしてのキャリアを積む中で、同僚であった優秀な女性社員が結婚をきっかけに退職したことから、女性が高等教育を受けたにも関わらず仕事を継続できない状況に問題意識を抱きました。そういった方でも家で仕事ができるようになれればと思い2008年に起業し、クラウド型コールセンターシステムサービス「BlueBean」を立ち上げました。

株式会社ソフツーの理念を教えてください。

全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、 途切れることのない研究開発をし、IT技術で社会の発展に貢献することを理念として掲げています。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

会社の要でもある従業員の経済的な安定と、サービス提供に伴いお客様の問題を解決することで得る喜びを第一に掲げています。
これは、経済的に安定しないと仕事においても本来の能力が発揮できないと考えているからです。弊社では「業界年収ナンバーワン」を目標にしています。
また、お客様に喜んでもらうことで得られる幸福は自信へと繋がり、さらにより良いサービスの提供を考えることで自身の成長に繋がると考えております。そのため弊社では、どんな小さなことでもお客様から頂いた言葉は、全社に共有するようにしています。
お客様に喜んでいただくには、抱えている課題を技術で解決する必要があり、新しい技術を積極的に取り入れた研究開発が必要だと考えております。そうすることで自然と社会の発展に貢献できるサービスの提供ができるのではと考えております。
新しい技術に関しては、従業員の意見を積極的に取り入れ、チャレンジを応援する体制を作っています。

株式会社ソフツーの詳しい事業内容や強みを教えてください。

電話に特化したサービスを展開しています。
クラウド型コールセンターシステムの「BlueBean」、ホテル用電話機販売の「Vtech」、AI電話自動応答・取り次ぎサービスの「ミライAI」が主な事業内容になります。
BlueBeanは、コールセンター向けのサービスになります。アウトバウンドでもインバウンドでも使える様々な機能を標準搭載し低価格で提供しているサービスです。オンライン申込みで短期導入できるのが特徴です。コールセンター向けながら、コロナ禍でテレワークが必須になった企業をはじめ様々な電話対応ができるシステムとして多くの企業に導入いただいています。
Vtechは、香港にあるVTech Communications, Incの正規代理店として認定されています。様々なホテルに対応できる洗練されたデザイン、先進工学に基づいた設計、抗菌プラスチック製のボディ、実用的なサイズの設置面積を基本性能としています。
ミライAIは、代表電話を対応する窓口や小規模コールセンター向けのサービスになります。
そういった窓口では、片手間に電話対応をしているところが多く、電話を取れば取るほど本来の業務が進まない悪循環ができていますが、重要な電話も来るので取らない訳にはいかないのが現状だと思います。そのような状況を改善するため、取り次ぎ対応や用件のヒアリングなどAIの力を借りて電話業務の効率化を図れるのが特徴です。

貴社サービス「ミライAI」について詳しく教えてください。

ミライAIは、オフィス電話の取次ぎや対応をAIが代行してくれるサービスです。
代表電話には様々な用件が入ってきますが、誰かが電話に出て「取次ぎ」対応を行う必要がどうしても出てきます。特に中・小規模の企業は、電話対応の専用窓口などが無く「手が空いている人に出てもらう」現場は多いと感じています。弊社もそうでした。電話の取次ぎ対応を行うことで、意図せず業務が滞った経験がある方も多いと思います。
ミライAIをご利用いただけると、AIが電話をかけてきた相手にヒアリングを行い、担当者に取次ぎを行います。電話に出られない場合は、AIが用件をお伺いし、折り返し対応を行い、折り返し先をチャットやメールで送信します。
また、複数の会話フロー(シナリオ)を用意しております。
上記のようにリアルタイムで担当者への取次ぎが必要な場合には「代表電話取次ぎシナリオ」、入電に波があり、すべての電話に対応できず機会損失を懸念している場合は「折り返し専用シナリオ」、問い合わせ内容が毎回似た内容で、業務効率を下げてしまっている場合は「FAQシナリオ」など、企業の課題に応じてシナリオを設定いただけます。

ミライAI

株式会社ソフツーのサービスの独自性や差別化について教えてください。

現状、AIを利用した電話サービスはいくつか存在しますが、先ほどお伝えした「代表電話取次ぎシナリオ」は、あまり他では見ないサービスだと思います。実際に弊社で起こった課題を元に開発を行っているので、利便性については自信を持っています。
また、ずっと0円から利用できる価格設定も弊社の強みです。AIを利用した企業向けサービスは、まだまだ高価で、使ってみたいけど踏み出せない企業も多いと思います。
ミライAIは、個人事業主や中小企業をターゲットとしているので、導入しやすい価格帯にしています。

今まで苦労された経験、そこから学ばれたことを教えてください。

弊社の従業員は多国籍で構成されており、文化や考え方の違いがある中で方向性を示すのには苦労しました。私自身が経営セミナーに参加しそこで得た方法を試し、失敗したこともあります。
そこで、1人1人の文化や考え方と向き合い話を聞き、自社にあった方向性を模索していく必要があると感じ、積極的に従業員の話を聞くようにしています。
また、従業員同士のコミュニケーションも積極的に行われているとは言い難いので、コミュニケーションが積極的にとれるような施策を模索しています。

どのような方に株式会社ソフツーのサービスを届けたいですか?

電話業務において、人手不足や非効率を感じている企業にぜひ使っていただきたいです。特にミライAIは「手が空いている人が電話を取る」ことにしている部署や窓口では重宝すると思います。実際に実感するのは現場の人になると思いますが、「こんな方法があったのか!」と今までの常識が覆ると思います。

電話業界の未来・今後の展望について教えてください。

今後、どの企業でも人手不足が深刻になると考えています。その上で、コールセンターに限らず、電話はほとんどの企業が導入しているので、現在の非効率な電話対応は社会課題になると思います。
その為、AI導入は標準化されると考えますが、全てAIがまかなえるわけではありません。
緊急の電話やクレーム対応など、人じゃないと対応できない電話も多いためです。
ですので、簡単なことはAIに任せ、人は人にしかできない電話対応に時間を使えるようになり効率的に業務を進められるようになるのではないかと考えています。
その中で、ミライAIはオフィス電話のインフラ的立ち位置を目指し、すべての企業への標準搭載を目標としています。

鍾勝雄社長

株式会社ソフツー ロゴ

企業概要

企業名 : 株式会社ソフツー

代表者 : 鍾 勝雄

所在地 : 東京都中央区東日本橋

設立  : 2008年7月8日

従業員数: 45名 (2023年8月時)

事業内容: クラウド型コールセンターシステムサービス事業、クラウド型AI電話自動応答サービス事業

URL  : https://www.softsu.co.jp/

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