【株式会社Payment Technology】
上野亨社長インタビュー
1997年にソフトバンクに入社し、1999年に分社されSBIグループの創業メンバーとして17年間サラリーマンとして働いていました。最後の10年間はSBI証券のIPO部門の立ち上げに携わり、法人部長として退職しました。2015年に会社を設立し、IPOコンサルの仕事を中心に活動、その後2016年3月に株式会社Payment Technologyを設立し、並行して現在も十数社のIPOコンサルタントを続けています。
Payment Technologyを創業したのは、IPOの仕事が株式市場に大きく左右される浮き沈みの大きな業界のため、株式マーケットとは異なる事業会社を運営したかったからです。この業界を選んだ理由は、当時前払い業界はまだ始まったばかりで、この業界に可能性を感じたからです。はじめは給料のことを深く知りませんでしたが、勉強するにつれ給料の奥深さに気付き、非常に面白い事業になると感じました。
給料について少しお話しすると、日本では当たり前になっている月給制度が、実は世界では当たり前ではないんです。月給はわずか2割程度で、残りは週給や隔週給なんですね。これをいろんな人にお話ししてきましたが、ほとんどの人が知らなくてすごく驚かれます。
給料が支払われるタイミングが違うことで何が起こるかというと、例えば賃貸のアパートを契約して家賃を払うとき、日本では月単位で支払いますが週給の国では週払いになるんです。給料をもらうタイミングに合わせて国の仕組みが変わるということを知って、ますます給料について深く考えるようになりました。
Give・Give・Giveで見返りを求めない。見返りが欲しくなってもぐっとこらえてGiveに徹する、ですね。
営業を長く経験したせいか、相手に時間をいただいていて手ぶらで返すわけにはいかないという気持ちが強く、「何か相手のプラスになるものを提供しよう」と意識して動いています。タイミングが合わなかったり、たまたまその話が相手のニーズとマッチしていなかったりということは仕方がないと思います。ですがその中で何か1つでも相手にとってプラスになることをGiveできたら、相手は喜んでくれるしその時間は無駄じゃなかったと思ってもらえますよね。Giveを徹底することで相手から思わぬお返しをいただけたりもして、こうやって繋がっていくんだなと感じることが多いです。
「負けても終わりではなく諦めたら終わり」
予備校に通っていたとき、教材に載っていた言葉です。これは当社の行動指針でもあり、諦めなければ負けることはないといつも社員に伝えています。現にこれまで大変なことはたくさんありましたが、諦めていないので私は負けたことがありません。(笑)
「Paymentと情報テクノロジーの力で人々を幸せに」です。
私は経理、財務畑から社会人のキャリアをスタートさせていることもあって、企業が支払いを行うこと(payment)について他の人よりも考える機会が多かったと思います。企業の支払いについて、当社では従業員への支払い(給与)と、取引先等への支払いに分けて考えています。
給与については、現在の日本では月に1回、決まった日に給与の全額をもらうのが当たり前ですが、これは地域や時代によって大きく異なります。給与の多様な支払い方法を認め、その中でそれぞれの人が最適な受け取り方を選択できるようになることが、給与事業で当社ができることだと思います。
取引先への支払いについては、個人の場合、支払の悩みや不便を解消するために、カード払い・ポイント利用・電子マネー払い・後払いサービスなど色々な手段がありますが、企業にはそれがありません。
個人と同じぐらい決済の選択肢があれば、企業はもっと大胆に、キャッシュフローに囚われることなく活動できるようになる、私はそんな未来を目指しています。
当社はこれを実現させるために、給与の支払い、取引先への支払いに関する様々なサービスを展開し、またさらに新しいサービスを常に構想しております。
成長中のスタートアップ/中小企業など、人手も組織も十分でない中で、経理や営業事務の業務が際限なく膨らんでしまうような企業に対しサービスを提供したいです。
「ハヤメル/オクラス」は売掛金の早期回収や買掛金の支払い延長により、キャッシュフローの改善を可能とするサービスです。企業のクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB)と連携することで、日々のお支払いのタイミングをスムーズに調整することが可能です。
https://seikyusho-cloud.jp/hayameru/
https://seikyusho-cloud.jp/okurasu/
「請求書クラウド」はインボイス制度に対応している請求書管理システムです。仕訳/入金消込機能や売り上げレポートの作成、請求書の定期発行など、経理/営業事務に必要な機能を、初期費用0円、月額980円の低価格でご利用いただけます。
また「ハヤメル/オクラス」と連携することで、スタートアップの喫緊の課題となる資金繰りや請求書管理を一気通貫で改善することができます。
インボイス制度に対応してメリットがあるのは、どちらかというと取引先のお客様です。取引先企業の立場からすると、インボイスに対応していない企業との取引は仕入税額控除を受けられない=自社が負担する必要のないお金を支払わなければならず損をすることになってしまいます。じゃあインボイスに対応している企業に切り替えようかなと思うのは当たり前のことですよね。インボイスに対応することでこれまでどおり取引を継続できるということが一番のメリットといえるのではないでしょうか。
インボイス制度に対応するためには適格請求書発行事業者の登録を行う必要がありますが、発行・受領した請求書を管理することも重要です。2024年1月1日以降は電子帳簿保存法が改正され、電子取引のデータ保存が義務化されますので、請求書管理サービスの導入も検討されることをおすすめします。当社でも個人事業主・中小企業向けにコストを抑えて請求書の発行・受領管理ができるサービス「請求書クラウド」を提供していますので、ご興味がある方はぜひお問い合わせください。
当社は給与サービスとBtoB決済(企業間決済)サービスの2つの事業があり、給与サービスは「従業員のために」という想いを大切にしています。働いている人が当たり前に毎月受け取っている給与ですが、よく考えてみると自分の人生の大半の時間を仕事に費やし、給与をもらっています。言ってみれば給与は人生そのものです。大切な人生の大半の時間を費やして受け取る給与が1%でも増えたら喜ばない人はいないですよね。私たちは、皆さんが受け取る給与が増えるようなサービスを作り、働く人を元気にしたいと思っています。
BtoB決済サービスは、個人事業主やスタートアップ企業、中小企業をサポートしたいという想いでサービスを開発しています。私たちが目指しているのは、企業の決済手段に複数の選択肢をつくることです。クレジットカード決済やQRコード決済、コンビニ払いなど、個人の決済手段が複数あるのに対し、法人間の決済手段はいまだに請求書に書かれた銀行口座に振り込むというのが基本です。個人決済と同じように、今月はキャッシュが少ないからクレジットカード決済、来月は銀行振込というようにその時の状況に応じて選択出来たら便利ですよね。イメージしているのは、Amazonの決済画面のようにいろんな支払い手段が並んでいて、その中から好きな決済方法を選んで決済できる、というものです。
給与、BtoB決済のどちらも新サービスの考案が進んでいますので楽しみにしていて下さい。
企業名 : 株式会社Payment Technology
代表者 : 上野 亨
所在地 : 東京都文京区
設立 : 2016年3月
従業員数: 14名
事業内容
●給与前払いサービス『前払いできるくん』 『前払いできるくんLITE』の開発・提供
●給与デジタル払いサービス『エニペイ』の開発・提供
●請求書発行管理サービス『請求書クラウド』の開発・提供
●キャッシュフロー改善サービス『ハヤメル』『オクラス』の開発・提供
URL : https://pay-tech.co.jp/