【株式会社かるかも】
佐久間稔社長インタビュー
学生時代はサッカー一筋で過ごしました。
サッカーは10歳から27歳まで続けました。
大学を卒業後、千葉県のジェフユナイテッド市原千葉アマチュア(ジェフユナイテッド市原・千葉下部組織で現在は消滅)に入団し一年後に契約解消、その後岩手県のガンジュ岩手でプロ契約。
サッカー引退後は、訪問販売営業会社に1年半、運送会社に6年半勤務しました。
そして2017年9月に退職し、個人事業主として開業しました。
ジェフアマチュア退団後に一番最初に声を掛けていただいたのがガンジュ岩手(現在東北社会人1部リーグ)でした。
当時の監督が元ジェフ市原・千葉の選手の武藤真一さんだったことが声を掛けていただいたきっかけです。
初めてプロ契約を締結し、サッカー選手としてお金をいただける経験をさせていただきました。
ガンジュ岩手は、企業スポンサーによって成り立っているJリーグを目指すサッカークラブです。
結果、私が在籍していた時にはJリーグ入りは実現できませんでしたが、応援していただける地域の方々と一緒になってJリーグを目指してサッカーをするという環境を経験することができたのが、私のサッカー人生で一番の思い出です。
サッカー人生で私が一番学んだのは努力の仕方です。
なんだか、Jリーガーを目指して27歳までサッカーをしていたなんて言うと、サッカーが上手いと思われがちですが、私は身体能力にも恵まれず、どこかの選抜にも選ばれたことがありません。
いわゆる下手なんですね。
ただ、下手で才能がないことは理解していましたので、人一倍練習した自信があります。
努力をすれば夢(Jリーガーになること)は叶うと本気で信じていました。
誰よりも走って、誰よりも筋トレして、誰よりも栄養学を勉強した自信があります。
しかし、夢を叶えることはできませんでした。
努力の仕方を間違えていたんですね。
サッカーをしていた時に、考えていた努力とは『苦しいこと、楽しくないこと、キツイこと』をすることでした。
その結果、身体に無理をしてケガが増え、思うようにプレーが出来なくなりました。
そんなケガで苦しんでいる時、尊敬する女性経営者に本当の努力とは何かを教えてもらいました。
努力するとは人の3倍考える事!
私は単に自分をいじめていただけだったんですね。
今になって思えば、身体は休ませてあげなきゃ筋肉は成長しないし、ケガする前に練習を止める勇気も必要だったんです。
それからは何かを行う前に3倍考えてから行動するようにしています。
サッカーをしていた頃から将来は起業家になることを意識していたので、引退後は営業力を養うために営業の世界で一番過酷と言われる訪問販売営業の世界に飛び込みました。
訪問販売営業の会社には1年半在籍させていただきましたが、東日本大震災で被災したことをきっかけに退職して埼玉県の運送会社に転職しました。
運送会社ではドライバー業ではなく、ドライバーを管理する側として入社し、会社内部のお金関係の勉強をさせていただきました。
当初、運送会社の下請けとして起業するのが一番手っ取り早いと考えて入社しましたが、トラブルが多いことと、システム化出来ないことを理由に運送業での起業は諦め、サラリーマンをしながら起業のネタを探るようになりました。
そこで代行業がいいのではと思い、通信でホームページ制作の勉強を始めました。
ホームページの勉強をしている中でアフィリエイトの存在を知り、コレだ!!!と感じ、そこからサラリーマンの空いている時間すべてを使ってアフィリエイトの勉強と作業にあてました。
アフィリエイトでは全然稼げませんでしたが、1年間無収入でも食べていける最低限の貯金400万円ほどを貯めて、ほとんどギャンブルの様な気持ちで脱サラをして創業したというのが経緯です。
Make mistake early
早く行動を起こして、失敗するなら早く失敗しろ
楽天グループ株式会社の創業者である三木谷浩史社長の著書『成功のコンセプト』の中にある一文です。
前述した『人の3倍考える』と反するように聞こえるかもしれませんが、早く行動するのは3倍考えたあとの話で、ゴールが決まっていればそこに向かうためにPDCAを高速で回すことを意味しています。
これは私のようになんの才能のない人間にはとても勇気のもらえる一文でした。
企業名の『かるかも』は『軽い』『貨物』を略した造語です。
クラウドソーシングで3万円で募集して色々な案の中から選びました(笑)
軽貨物にちなんで企業ロゴは鴨が段ボールを運んでいるイラストとなっています。
軽貨物と言ったら『かるかも』
そう言われるようになるのが現在の目標です。
軽貨物ドライバーは個人事業主ですので、働けば働くだけ収入が増えるのは魅力です。
そこそこの収入でいいというなら、自分での働く量をコントロール出来る点も魅力です。
仕事は委託会社から受注するパターンと自分で営業して受注するパターンがあります。
軽貨物ドライバーとして働く上で重要なポイントは、身体を壊さない事、空いている時間に将来の為の勉強をすることの二点だと思います。
軽貨物の仕事は待機の時間も多い仕事です。
一日の中に5~10分程度の待機のタイミングが数回訪れます。
この待機の時間を休憩にあてるのか、勉強にあてるのかで軽貨物ドライバーとしての立ち回りが変わってくると思います。
今まで苦労したことは大きく2つあります。
一つは、13歳の時に親の離婚が原因でド貧乏になったこと。
13歳時に親が離婚し、私と二つ下の弟は母方に引き取られました。
すぐに金銭的に困窮し、ガスや電気が停められ、ご飯も一日給食だけの生活となりました。(給食費は払えていませんでした)
お風呂は3日に一度5kmほど離れた祖父のアパートに母と弟と三人で歩いて借りに行きました。
真冬なんかはお風呂の後に歩いて帰るのが本当に大変だったことを覚えています。
この時のハングリー精神が私の源となっています。
二つ目は、高校三年間です。
私は千葉県の市立船橋高校に入学しました。
市立船橋高校は全国からトップクラスのサッカー選手が集まる全国でも有名な高校です。
同級生には世代別(U15)日本代表選手も数人いました。
その他にも関東選抜選手、四国選抜、県の選抜選手などがゴロゴロいて肩書のないのは私だけでした。
誰がどう見ても一番下手なのが私でした。
しかもダントツに一番下手でした。
当然、練習には付いていくことは出来ずにみんなに迷惑をかけて、その度に罵声を浴びました。
高校三年間ではサッカーの厳しさを学びました。
10代のうちにお金がない経験とトップクラスのサッカーを経験できたことは、私の人生にとって大きな財産となりました。
今は失敗してもネタになる時代です。
行動せずに人を評価するだけの人間にならずに、積極的に行動して評価される側に回ると人生が楽しくなりますよ。
まずはTwitterのアイコンを自分の顔写真にして、自分の挑戦の過程を発信することから始めてみましょう。
企業名 : 株式会社かるかも
代表者 : 佐久間稔
所在地 : 神奈川県横浜市青葉区
設立 : 2020年12月
事業内容: インターネットマーケティング事業・レンタルスペース事業・不動産賃貸業