【SpiralAI株式会社】
佐々木 雄一社長インタビュー
現在の生成AIは、欧米主導で急速に進化しています。 しかし、その多くは「正確さ」や「生産性」といったIQ的価値を最大化する方向に最適化されています。
一方で、日本には世界に誇るキャラクター文化、アニメ文化、「推し」という概念があります。
これは単なるコンテンツではなく、人がキャラクターに感情移入し、関係性を築き、人生の一部として共に歩む文化です。
私は、次のAIの進化はIQではなく「EQ(感情知能)」だと考えました。
AIが「正しい答えを出す存在」から、「一緒に時間を過ごす存在」に変わるとき、日本のエンタメ文化は圧倒的な強みを持つ。
だからこそ、日本発で挑戦する意味がある。
SpiralAIは、技術で勝つだけでなく、「文化で勝つAI」を作ろうとしています。
SpiralAIは、感情特化型LLM「Geppetto」を中核とした、キャラクターAI基盤を開発しています。 私たちは単なるアプリ会社ではなく、IPホルダー向けにAIキャラクターを提供するインフラ企業です。
主な事業は以下です:
・感情特化型LLM「Geppetto」の開発
・音声合成プラットフォーム「Kotodama」
・AIキャラクター会話基盤「Marionette」
・ショーケースアプリ「HAPPY RAT」
強みは三つあります。:
・EQ特化モデルの自社開発
・IPとの正規ライセンス連携
・倫理フィルタをカスタマイズできる技術基盤
単に賢いAIではなく、「世界観を壊さないAI」「キャラクター性を守るAI」を作れることが最大の差別化です。

人間らしさとは、「正解を言うこと」ではありません。
ときにズレること。ときに拗ねること。ときに曖昧であること。
その不完全さの中に、人は温度を感じます。
従来のLLMは、RLHFによって「安全で正しい」方向へ最適化されてきました。
その結果、均質化・平坦化が起きています。
しかし、キャラクターAIに必要なのは「正解」ではなく「個性」です。
だから私たちは、IQではなくEQにフォーカスしました。
Geppettoは、論理最適化ではなく、感情の連続性・会話の文脈記憶・関係性の継続を重視して設計されています。
AIが“役に立つ存在”から、“一緒にいたくなる存在”へ進化する。そこに次世代AIの可能性があると考えています。

生成AIの世界では、無断生成や権利侵害が大きな問題になっています。
私たちはそこに明確な立場を取っています。IPと正面から向き合い、正規ライセンスでやる。
なぜなら、キャラクターは「データ」ではなく、「人格」だからです。
声優の方々もIPホルダーも、人生をかけてキャラクターを育てています。
その積み重ねを壊すAIは作りたくない。
私たちが目指しているのは、AIによってIPの価値を毀損するのではなく、IPのファンにより楽しんでもらうことです。
クリーンであることは、倫理的に正しいだけでなく、長期的に最も強い戦略だと考えています。
5年後、SpiralAIは日本IPのAI化インフラになっていたい。
10年後には、「AIキャラクターが当たり前に存在する世界」の基盤企業になりたい。
将来的には、
・エンタメ
・教育
・介護
・接客
・ロボティクス
あらゆる領域に“人格を持つAI”が入り込むでしょう。
そのときに、「日本発のキャラクターAIが世界標準だった」そう言われる状態をつくりたい。
SpiralAIは、単なるスタートアップではなく、次の文化インフラを作る会社を目指しています。

企業名 : SpiralAI株式会社
代表者 : 佐々木 雄一
所在地 : 東京都千代田区東神田2丁目2番5号 PMO秋葉原Ⅲ5階
設立 : 2023年3月
従業員数: 32名(アルバイト・業務委託含む)
事業内容: 独自開発の感情特化型大規模言語モデル(LLM)「Geppetto」を基盤とする、AIキャラクターアプリ開発・音声AI技術・企業向けAIソリューションの提供
URL : https://go-spiral.ai/