【株式会社Oneplat】
泉卓真社長インタビュー
高校生の時にアルバイトをしていた大手回転寿司チェーンの会社で就職しました。以後、同業の外食企業で職務を経験し、外食産業に関する知識を拡大していきます。
その後、読書を通じて起業に興味を持ち、まず最初に株式会社いずみという水産卸売会社を立ち上げました。その中で生産者と外食産業の間の価格に開きを感じ、よりスマートな流通の仕組みを作りたいと思った事がその後の事業に繋がっていきます。
まず5年間は水産卸売を行い、札幌の地域を中心にお客様を構築しました。
6年目からは地域商社を目指し、肉・野菜の会社を作り、全国に物流環境を整えました。
11年目からはIT会社になることを目指し、プロモーションやコンテンツをつくり、RPAやOCRを社内導入しました。
そして16年目に現在の「株式会社Oneplat」を立ち上げ、金融ソリューションの開発をメインとするテクノロジーの会社として進んでいます。
ビジネスを行っていく上で「競合する業界を変える」という狙いがあります。
例えば、水産卸売業に参入すると、当然水産会社と競合することになりますが、畜産や農産も分野で展開すれば、水産だけで戦う必要はなくなります。マネタイズするポイントを増やすことで競争力を向上させ、そこで得た資金を「食品流通」という大きな市場のサービス改革に充当しました。
oneplatは、買い手が使用するソリューションとなっております。売り手側のものはよくありますが、買い手側専門のツールはほとんどありません。
具体的には
・納品書・請求書をoneplatで取りまとめて、業務コストを削減
・会計システムや販管システムへの仕訳入力作業をなくすことで、業務工数を削減
・ネットバンキングへの連携や支払い後の消込仕訳なども含めて、会計業務を合理化
・スマホやタブレットで手軽かつ安全に管理
上記のような効果を期待でき、コスト面・生産性などの面で、企業に大きくメリットがあるでしょう。
全ての業種に対応でき、特に財務・経理部門で企業のデジタル化とDX推進に貢献できるサービスです。
独自性として3つのポイントが挙げられるでしょう。
1つ目は納品書からの取りまとめ可能な点。
2つ目はリアルタイムで精度100%の電子化ができる点。
3つ目はシステムや決裁フローに手を加えないで電子化できる点です。
電子化された納品書や請求書は自動で連係できます。柔軟な権限設定が可能で、経理の仕訳入力作業や紙の書類のやり取り、書類の保管から解放されます。また、経理業務の効率化を幅広く支援できますので、コスト削減と生産性アップに繋げる事ができます。
食品流通グループ立ち上げの際、多くの権利(商慣習や仲買権、買参権、入札権)がある業界で、新しい流通を実現するためには反対勢力やアレルギーと戦いながら、利益があることを根気強くアピールする必要がありました。過程では企業の経営者としての経験も積み、コンプライアンスも厳しく徹底して運用していく事を重視し、乗り越えていきました。
またOneplatの立ち上げの際には、ベンチマークできる企業がなく、新しい金融システムを作ることは困難でした。また、先進者がいない中で、法律に沿ったシステムを整えることは非常に難しかったです。
食品流通・金融の2つの問題に接して得られたことは「どのような人に、どのような形で役立つサービスか」を自身がしっかりと理解することで、お話するときの温度やメンタルが変わるということです。
業界によって関わり方は違えど「豊かになる仕組みやシステムを提供する」という意味では共通しています。お客様の事をしっかりと理解し、青写真を共に描くことで、より魅力的なサービスを追求していく事ができます。
当社には、「企業間取引のグローバルスタンダードとなり、公平で公正なデジタルプラットフォームを構築するとともに、世界中の人々に共感される地域環境の改善に貢献する」というミッションがあります。oneplatという金融プラットフォームは業界を限定せずに、「世界中の人々に共感されるスタンダードを生み出す」という信念から生まれました。
創業以来「新しい価値を創造すること」を大切にしており、これまでに水産・畜産・農産品の卸売、ITサービス開発、プロモーション事業など、多様な事業を展開してきました。そして様々な課題を解決してきた結果、『oneplat』という新たなファイナンステクノロジーのプラットフォームを生み出すことができました。今後も新しい価値を生み出して、人々の生活をより豊かにする企業に成長していきます。
企業名 : 株式会社Oneplat
代表者 : 泉 卓真
所在地 : 東京都中央区築地
設立 : 2019年2月
事業内容: AI × MoneyPlatform