【LandBridge株式会社】
三森一輝社長インタビュー

現在のお仕事を志したキッカケを教えてください。

警察官時代、不法滞在の外国人を取り締まる中で、日本を好きで来た人たちが厳しい労働環境から逃げて不法滞在になってしまう現実を目の当たりにしました。日本人が海外の人と働く際の大きな障壁を痛感し、この問題を解決したいと思ったことが原点です。同時に、組織の非効率さに限界を感じ、効率的に働ける環境を自ら作りたいと考えました。ベトナムの優秀な人材と出会い、彼らと働くことで人生が変わりました。日本と世界をつなぎ、お互いの強みを活かせる社会を作りたい。この想いが、LandBridge創業のキッカケです。テクノロジーとグローバル人材で、日本企業の競争力を高める仕事を志しています。

三森一輝社長の学生時代や前職でのご経験・ご経歴を教えてください。

警察官として8年間、特殊部隊を含む第一線で勤務しました。不法滞在外国人の取り締まりでは、日本のグローバル対応の課題を肌で感じました。同時に大きな組織の非効率さを痛感し、もともと効率重視の性格だった私は「個人の力で変えられない」ことに限界を感じていました。ある時、テクノロジーなら理想を実現できるのではと考え、安定を捨ててIT業界への転身を決意。警察官を退職後、エンジニアとして地道に勉強を重ねました。プログラミングを学び、システム開発の知識を身につける日々。この警察官時代の経験が、現在のコミュニケーション重視の開発スタイルや、グローバル展開への想いの基盤となっています。

代表ご自身が警察官からIT業界に転身された経緯についても、簡単に教えていただけますか？

警察官として8年間働く中で、組織の非効率さや無駄の多さを痛感しました。個人の力では変えられない現状に、もともと効率重視だった私は限界を感じていました。自分が感じたことを表現できる場所で、効率的に働きたい。そう考えてIT業界への転身を決意し、エンジニアとして地道に勉強を重ねました。その後LandBridgeを創業しましたが、まだAIが普及する前でした。創業直後にChatGPTが登場し、大きな可能性を感じました。AI技術によってできることの幅が飛躍的に広がり、現在はグローバルなメンバーとAI駆動開発を連携して、日本トップクラスの生産性を生み出しています。元警察官でシステム開発経験が少ないからこそ、業界を変えられるのではないかと考えています。

創業された経緯を教えてください。

エンジニアとして勉強を重ねる中で、ベトナムの優秀な人材と出会い、人生が大きく変わりました。彼らと一緒に仕事がしたい。その想いが創業のきっかけです。警察官時代に感じた日本人と海外の人が働く際の障壁を解決し、お互いの強みを活かせる環境を作りたかった。2022年10月、「日本と世界をつなぐ架け橋」というビジョンを掲げ、LandBridge株式会社を創業しました。創業直後にChatGPTが登場し、AI技術の可能性に衝撃を受けました。これがあれば、少数精鋭でも大きな価値を生み出せる。グローバル人材とAI技術を組み合わせることで、日本企業の生産性を飛躍的に高められると確信し、AI駆動開発に特化した今のスタイルが生まれました。

三森一輝社長がモチベーションを高める為に行われている事があれば教えてください。

グローバルメンバーとのコミュニケーションが最大のモチベーション源です。ベトナムやインドのメンバーは非常に前向きで、テクノロジーへの感度も高い。彼らと働くことで、常に刺激を受けています。また、最新のAI技術を追い続けることも重要です。AI分野は日々進化しているため、新しいツールや手法を学び、実践することで、自分自身の成長を実感できます。お客様からの「早くて高品質」という評価も大きな励みです。さらに、広報活動を通じて多くのメディアに取り上げられることで、社会的な役割を果たしている実感が得られます。効率化という理想を追求し、日本企業の競争力を高めるという使命感が、私を前に進ませています。

三森一輝社長が人生を歩む上で特に大切にしていることを教えてください。

効率的に物事を進めることと、お客様のために最善を尽くすことです。警察官時代から感じていた「無駄を省いて本質に集中する」という考え方は、今も変わりません。また、海外の人と働く際の障壁をなくすという使命感も大切にしています。グローバルメンバーと対等な関係で協業し、お互いの文化や価値観を尊重すること。これが真の架け橋になるために必要だと考えています。さらに、常に学び続ける姿勢も重視しています。特にAI分野は進化が早いため、最新のテクノロジーをキャッチアップし続けなければなりません。システム開発の出身ではないからこそ、新しい視点で業界を変えられる。この信念を持ち続けています。

三森一輝社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

「効率と本質」です。警察官時代、大きな組織の中で感じた無駄の多さから、常に「本当に必要なことは何か」「もっと効率的な方法はないか」を考えるようになりました。この考え方は、システム開発においても重要です。お客様が本当に実現したいことは何か、SaaSで解決できるなら開発は不要なのではないか。本質を見極めることで、最適な解決策を提案できます。また「異業種だからこそ変えられる」という言葉も大切にしています。システム開発の出身ではないため、業界の常識に縛られない発想ができる。元警察官という異色の経歴を強みに変え、コミュニケーション力とAI技術を組み合わせた新しいスタイルを確立しました。

企業名「LandBridge株式会社」と企業ロゴに込めた想いを教えてください。

ベトナムの方々と知り合ったことで、私の人生は大きく変わりました。「LandBridge」には、日本と世界をつなぐ架け橋という意味を込めています。日本は島国ゆえに、多くの国々とつなぎ合わせたいという想いがあります。現在はベトナムやインドなど、グローバルな人材と連携しています。警察官時代、日本人が海外の人と働く際の障壁を強く感じていました。言語だけでなく、心のマインド面での壁です。この障壁をなくし、システム開発だけでなく多くの事業で日本と海外をつなぐ架け橋になりたい。そして、お互いの強みを活かせる環境をサポートしていくことが、LandBridgeの使命だと考えています。

LandBridge株式会社の理念を教えてください。

「日本と世界をつなぐ架け橋」が私たちの理念です。日本企業が持つ優れた技術やアイデアと、グローバルの優秀な人材を結びつけることで、新しい価値を生み出します。同時に、日本人が海外の人と働く際の障壁をなくし、お互いの文化や強みを尊重し合える環境を作ること。これが私たちの使命です。また「効率と本質を追求する」ことも重要な理念です。AI駆動開発を通じて、開発の生産性を飛躍的に高め、日本企業の競争力を底上げします。お客様が本当に実現したいことは何か、本質を見極めた最適な解決策を提案する。グローバル人材とAI技術を組み合わせ、日本のDXを加速させることが、LandBridgeの理念です。

現在のビジョン「日本と世界を繋ぐ架け橋」には、どのような社会課題意識が背景にありますか？

警察官時代、不法滞在の外国人を多く取り締まる中で、彼らの多くが日本を好きで出稼ぎに来ていたことを知りました。しかし厳しい労働環境から逃げ、不法滞在になってしまった。この背景には、日本人が海外の人と働くことへの大きな障壁があります。言語だけでなく、マインド面での壁です。今後、翻訳技術が進み海外の人と働ける環境は整いますが、このマインドセットを変えなければ、グローバル時代に日本は取り残されます。私たちはオフショア開発を通じて、共に働く人々が障壁なく協業できる環境を作ることを目標にしています。そして今後、さらに多くの事業でグローバル展開を進めていきたいと考えています。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

日本と海外の人材が対等な関係で協業できる社会を作りたい。この想いを実現するため、3つの取り組みを行っています。1つ目は、オフショア開発でのコミュニケーション重視です。元警察官メンバーが要件定義をサポートし、齟齬を防ぐことで、グローバルメンバーとスムーズに協業できる環境を構築しています。2つ目は、AI駆動開発の教育・内製化支援です。最新テクノロジーを日本企業に伝え、自社でもAIを活用できる人材を育成します。3つ目は、自社プロダクト開発です。11月リリース予定の「Loopin」など、多くの人が便利になるツールを提供します。お客様のためだけでなく、日本全体のDXと人材育成を加速させる。これが私たちの取り組みです。

 LandBridge株式会社の詳しい事業内容や強みを教えてください。

事業は大きく3つの柱で展開しています。1つ目は、オフショア開発・受託開発事業です。ベトナムやインドのグローバルメンバーと連携し、日本企業のシステム開発を支援します。元警察官メンバーのコミュニケーション力と、高い技術力を持つエンジニアの組み合わせが強みです。2つ目は、AI駆動開発の教育事業・内製化支援です。「AI駆動研究所」を通じて、企業がAIを活用できる人材を育成します。3つ目は、自社プロダクト開発です。新規事業の事業計画書を作成・分析する「Loopin」を11月にリリース予定。AI技術×グローバル人材×コミュニケーション力×広報力という4つの強みを組み合わせ、日本トップクラスの生産性を実現しています。

主力事業であるオフショア開発・DX支援について、具体的にどのような支援を行われていますか？

システム開発で最も重要なのはコミュニケーションです。お客様の要望を深く理解し、何を実現したいのかをしっかり把握する。開発の失敗は、この齟齬から生まれます。私たちのチームには元警察官が多く、コミュニケーションのプロが要件定義をサポートし、グローバルのテクニカルメンバーが開発を担当します。この二つのプロフェッショナルが連携することで、お客様に寄り添った開発を実現しています。さらにAI駆動開発を活かし、アイデアをスピード感を持って形にできるのが強みです。最近はSaaSが増え、必ずしも開発が必要とは限りません。そのため、AIを使った内製化支援にも力を入れ、お客様にとって最適な解決策を提案しています。

 近年、オフショア開発市場は競争が激化しています。貴社ならではの差別化ポイントは？

AI駆動開発にどこよりも特化していることです。今後AIで開発するのは当たり前になりますが、AIだけでは対応できない難しい開発も多く存在します。私たちは技術力の高いグローバルメンバーを揃え、AIと優秀なエンジニアを掛け合わせることで、スピード感のある開発を実現しています。さらに元警察官で構成されたコミュニケーションのプロが要件定義をサポートし、齟齬を防ぎます。3年間で蓄積した実績と知識も強みです。加えて、広報力も私たちの大きな武器。AI×技術力×コミュニケーション×広報力という4つの要素を組み合わせた、他社にはない差別化を実現しています。

LandBridge株式会社のサービスの独自性や差別化について教えてください。

最大の独自性は、元警察官メンバーによるコミュニケーション力です。システム開発の失敗の多くは、要件定義での齟齬から生まれます。私たちは、お客様の要望を深く理解し、何を実現したいのかを徹底的に把握することを重視しています。さらに、グローバルの技術力の高いエンジニアと連携することで、難しい開発にも対応可能です。AI駆動開発に特化し、スピード感を持ってアイデアを形にできること。そして、お客様にとって本当に開発が必要なのかを問い、SaaSで解決できるなら提案する誠実さ。多数のメディア掲載実績を持つ広報力も独自の強みです。お客様のために最善を尽くす姿勢が、私たちの差別化です。

国内外のクライアント企業から特に評価されているポイントは何ですか？

「早くて高品質」という点が最も評価されています。AI駆動開発により、従来の開発手法と比べて圧倒的なスピード感でシステムを構築できます。同時に、元警察官メンバーのコミュニケーション力により、お客様の要望を正確に理解し、齟齬のない開発を実現しています。また「お客様のために最適な解決策を提案する」姿勢も評価されています。必ずしも開発が必要とは限らず、SaaSで解決できる場合はそう提案する誠実さです。さらに、グローバルメンバーとの連携により、日本だけでなく海外の視点も取り入れられることも強みです。技術力×コミュニケーション力×誠実さという3つの要素が、クライアントからの高い評価につながっています。

LandBridge株式会社を運営される上で大切にされていることを教えてください。

「お客様のために最善を尽くす」ことと「効率と本質を追求する」ことです。お客様が本当に実現したいことは何か、本質を見極め、最適な解決策を提案します。開発が必要とは限らず、SaaSで解決できるならそう伝える誠実さを大切にしています。また、グローバルメンバーとの対等な関係も重視しています。ベトナムやインドのメンバーは優秀で、彼らの文化や価値観を尊重することが真の架け橋になると考えています。さらに、最新のAI技術を常に学び続けることも重要です。AI分野は日々進化しているため、キャッチアップを怠らず、お客様に最新の価値を提供する。この姿勢が、LandBridge運営の根幹です。

社員やパートナーとのチーム作りで重視されている価値観・文化はありますか？

「効率重視」と「相互尊重」です。無駄を省き、本質に集中する文化を大切にしています。元警察官メンバーが多いため、コミュニケーションを徹底し、齟齬をなくすことを重視しています。また、グローバルメンバーとの対等な関係も重要です。ベトナムやインドのメンバーは非常に優秀で、彼らの文化や価値観を尊重し、お互いの強みを活かすチーム作りを心がけています。さらに「学び続ける姿勢」も大切にしています。AI技術は日々進化しているため、常に最新のテクノロジーをキャッチアップし、実践することを推奨しています。お客様のために最善を尽くすという使命感を共有し、全員が同じ方向を向いて働ける環境を作っています。

LandBridge株式会社で働く仕事のやりがいについて教えてください。

グローバルメンバーと連携し、日本企業の競争力を高められることが最大のやりがいです。AI駆動開発により、お客様のアイデアをスピード感を持って形にできる。その結果、お客様から「早くて高品質」という評価をいただけることが励みになります。また、最新のAI技術を常に学び、実践できる環境も魅力です。AI分野は日々進化しているため、自分自身の成長を実感できます。さらに、元警察官という異色の経歴を活かし、システム開発業界に新しい風を吹かせられること。コミュニケーション力と技術力を組み合わせた独自のスタイルで、日本のDXを加速させる。この社会的な使命感が、大きなやりがいです。

今まで苦労された経験、そこから学ばれたことを教えてください。

創業当初は、システム開発の出身ではないため、技術的な知識不足に苦労しました。しかし、この経験から「異業種だからこそ変えられる」ことを学びました。業界の常識に縛られず、本質を見極める視点を持てたからです。また、グローバルメンバーとの連携でも、文化や価値観の違いから苦労することがありました。しかし、お互いを尊重し、コミュニケーションを徹底することで、強固なチームを作れました。警察官時代の経験が活きています。さらに、AI技術の急速な進化についていくことも大変でした。しかし、常に学び続ける姿勢を持つことで、最新のテクノロジーを武器にできました。苦労は成長の機会であり、課題を乗り越えることで強くなれると実感しています。

どのような方にLandBridge株式会社のサービスを届けたいですか？

日本企業の競争力を高めたいと考えている経営者や、新しいアイデアを形にしたい起業家に届けたいです。AI技術を活用したいが、どう導入すべきか分からない企業。システム開発が必要だが、コストや時間がかかりすぎて諦めている方。グローバル人材と協業したいが、言語やマインド面での障壁を感じている企業。こうした課題を持つ方々に、私たちのサービスを提供したいと考えています。また、最新のテクノロジーを学び、自社でもAI駆動開発を内製化したい企業にも、教育・内製化支援を通じて貢献したいです。日本のDXを加速させ、グローバル競争を勝ち抜きたいすべての方々を、私たちはサポートします。

今後の目標やビジョンを教えてください。

グローバルメンバーと働く中で、日本の仕事へのモチベーションの低さやテクノロジー感度の遅さを感じています。だからこそ最新テクノロジーの教育に力を入れていきます。11月中旬には「Loopin」をリリース予定です。新規事業の事業計画書を作成・分析するシステムで、アイデアを形にしたい人を支援します。今後は3つの柱で展開します。自社プロダクト開発、AI駆動開発の教育事業・内製化支援、そしてお客様の受託開発です。最新のテクノロジーを追いながら、日本のDXと人材育成を加速させる。「日本と世界をつなぐ架け橋」として、日本企業の競争力を底上げすることが私たちの目標です。