【株式会社アイランド・ブレイン】
鈴木徹社長インタビュー

現在のお仕事を志したキッカケを教えてください。

当社は2004年に設立された会社で、私自身は2005年に入社をしてその後2017年から代表取締役となります。

私自身が営業支援事業に携わることになったのは、自動車部品のエンジニアであった私が、後のキャリア形成において営業的な観点やスキルを身に付ける必要性を感じ、当時の株式会社アイランド・ブレインが開催していた営業研修に参加して、当時のメンバーと出会ったことがキッカケでした。

人生を歩む上で特に大切にしていることを教えてください。

社会人となり約20年となりますが、大切なことは時々で変わってきたと思います。社会人となった当時は自分自身のことだけで精一杯で、いかに自分ができるようになるか、自分が成果を出すかが最も大切でした。

自分がある程度できるようになり自信が持てるようになると、近くにいる同僚やメンバー、そして身近な家族にも目を向けられるようになり、それも少しずつできるようになってくると、ある程度遠くの未来、自分自身やメンバーの将来設計や私たちの子供たちの世代のことも大切だと思えるようになりました。これからは、もちろん今も大切にしつつ未来を見て、さらに仕事をしていきたいと考えています。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

当社は経営理念やビジョンに顧客満足という言葉を掲げています。顧客満足という言葉自体は多くの場面で目にする、聞かれる言葉だと思います。
しかし、当社が携わる営業支援事業や営業代行サービスという領域は、他の業界と比べると相対的に顧客満足という意識が薄い業界です。
その理由は、営業代行サービスを活用したいとするお客様が持つニーズは、「新しい顧客を開拓したい」というニーズであり、絶対に無くなることはなく、かつ実現することが難しいニーズです。そのため、営業代行サービスに対する需要は無くなることがなく、それがゆえに新たに問い合わせを頂く方やお客様に対する思い入れが薄くなりやすい仕事です。より簡単に言うと、他の業界に比べて新しいお客様を獲得することにおいて、極端に苦労が少ない業界になります。

当社はそのような業界の中で、敢えて顧客満足ということをテーマとして経営理念やビジョンを掲げています。当社を選んで頂いたお客様を常にそして恒常的にお客様と認識し、お客様の持つ根本的かつ普遍的なニーズに正面から逃げずに向き合い、実現することが難しい新しい顧客を獲得するという仕事にお客様と共に取り組んでいきます。

コロナ禍において、事業形態の変化などございましたら教えてください。

上述のように、コロナ禍であったとしても企業の新規顧客獲得のニーズは無くなりません。そのため当社への相談や需要は減ることはなかったのですが、在宅勤務をする方が増えたことにより電話営業の効能が大きく棄損したことは大きな変化でした。
そしてそれに替わるように、問い合わせフォーム営業に対する市場の需要が伸び、当社も2020年6月に正式にサービスリリースしました。2023年現在では、当社の問い合わせフォーム営業の収益は電話営業と同等まで成長しており、当社の収益体系に大きなインパクトとなりました。

株式会社アイランド・ブレインのサービスの独自性や差別化について教えてください。

問い合わせフォーム営業にフォーカスして記載すると、問い合わせフォーム営業に必要な要素は主にアプローチをするための企業リストと製品・サービスをアピールするための送信原稿の２つとなりますが、当社はこの2つを無制限で作成することを行っています。これは、新規顧客獲得においては企業リストと送信原稿が大切であり、ここに何かの制限を設ければ設けるほど新規顧客開拓の可能性を失ってしまうためです。
そして、当社は問い合わせフォーム送信作業を、ロボットを使わずに全て人の手で送信します。ロボット送信で発生してしまう質の悪い送信を人の手で行うことにより発生させず、お客様の製品・サービスのアピール文を正しくターゲット企業に届けることを行います。

また、当社はこの問い合わせフォーム送信の手送信を、全国100施設以上の就労支援施設で働く障がいを持つ方々と共に取り組んでいます。
当社の問い合わせフォーム送信は2023年初頭で月に100万件を越える件数を送信しており、これが全国のB型施設、A型施設で仕事をする障がいを持つ方々の生活の糧となっています。

今まで苦労された経験、そこから学ばれたことを教えてください。

株式会社アイランド・ブレインに入社をして、代表者となって仕事をしている今日まで、大きな枠組みでいうと3回～4回くらいの苦境があったと思います。今から振り返ると、それぞれの苦境に陥った共通の要因は、事実から目を背け、無いものを有ると思い込んでいたことだと思います。
そして、それぞれの苦境を打開した共通点は、事実を直視して、逃げずに正面からその課題を解決したことだと思います。現在少しずつですが、このような経験も活かすことができていると思えるようにはなってきています。

今後の目標やビジョンを教えてください。

営業代行サービスを、引き続き顧客満足を経営理念の中心に据えて行っていきます。
そして、営業代行サービスを頼むのであればアイランド・ブレインだと認識をして頂けるよう、お客様の根本的・普遍的なニーズに一生懸命向き合っていきたいと思います。

この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

当社の主領域であるBtoBの新規顧客開拓という領域において、約20年に渡って実績と経験を積み重ねてきました。どのような企業様でも、現在の状況をある程度お聞かせ頂ければ、もちろん当社のサービスを活用するかしないは置いておいても、実績と経験から何かしらの進言はできると思います。ぜひ気軽にご相談を頂ければと思います。