【株式会社ゴスペルミニストリーS.C.A】
山本真一郎社長インタビュー

山本真一郎社長の学生時代のご経験と創業の経緯を教えてください。

学生時代は「学生生活」と「プロの音楽活動」を同時進行で行っていました。大学時はゴスペルサークル「KG Blessed Choir」を立ち上げ、120名ほどの部員と活動していました。週3回は学内、それ以外の日は兵庫・大阪・京都・岡山・静岡など様々な地域のクアイアに出向き、充実した日々でしたね。夏季には毎年、アメリカのゴスペル研修会に参加致しました。

目の前に与えられた一つ一つのことを忠実にこなし、確実にモノにしていく精神で活動を展開。その結果、この道で生きる決心をし、就職ではなく、現会社「ゴスペルミニストリーS.C.A」を創業、現在に至ります。2003年に創業しましたので、今年で創立20周年を迎えました。

山本真一郎社長が人生を歩む上で特に大切にしていることを教えてください。

イノベーション（革新）ですね。現状に安住せず、たえず新しいアイデアや社会的意義のある新たな価値を創造し、社会に良い変化をもたらすための変革を実行していくことです。創業当時は音楽一筋だった私ですが、イノベーションを追求した結果、現在ではアメリカドクター公認ボイストレーナ―、企業アンバサダー、コンサルタント、サウンドクリエイター、スタジオオーナー等、自身の強みを活かしたさまざまなビジネスを展開する運びとなりました。

株式会社ゴスペルミニストリーS.C.Aのサービスの独自性や差別化について教えてください。

「キリスト教理念に基づいた企業である」というところですね。お客様のニーズに合わせた最適なサービスをご提供し、経済活動を行うという点では他社様と変わりありませんが、企業として必要不可欠なマーケティング（商品やサービスを顧客に届けるための仕組みを作るプロセス）そのものが、キリスト教理念に基づいているということがユニークな部分だと思います。弊社が取り扱っている商品やサービスは、すべて聖書を土台としたコンテンツおよびプログラムで構成されています。合唱を例に挙げると、歌唱練習をし、どこかで発表することが最終目的ではなく、合唱の練習や発表を通してキリストの愛に触れ、各々の人生が豊かになることを目指しています。

株式会社ゴスペルミニストリーS.C.Aの詳しい事業内容を教えてください。

弊社は音楽・語学教室はじめとするさまざまなアクティビティを通して、ひとびとの暮らしをより豊かにすることを目的とした企業です。具体的には、音楽系（ゴスペルコーラス指導・ボイストレーニング・ピアノレッスン・音響業務）、語学系（英語関係の各種教室）、制作系（譜面作成・カラオケ音源作成）の業務をはじめ、コンサルティング業務、スタジオレンタル業務を運営しています。

今まで苦労された経験、そこから学ばれたことを教えてください。

やはり2020年に起きたパンデミックは、大変でしたね。突如として「人が集まること」「場所を借りること」を禁止されてしまったため、弊社のメイン業務である音楽・語学系が危機的な状況に追い込まれたのです。そのために弊社が何よりもまず取り組んだことは、「オフラインで行っていたすべてのサービスをオンラインにシフトする」という、抜本的なビジネスモデルの再構築でした。既存のお客様をていねいにオンラインへご案内しつつ、潜在的な新規のお客様にアプローチしていく作業をひたすら進めていきました。

このこと自体はかなり大変なことでしたが、同時に「鉄から鋼」に造り変えられる重要なターニングポイントでもあったと確信しています。鍛冶職人は不要な成分を取り除くために鉄をハンマーで叩き続け、強靭な鋼を創ります。同じように、弊社も今までマンネリ化していた不要な事業にメスを入れ、本当にするべきことに注力し、よりあるべき姿に成長できたように思います。

山本真一郎社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

「ピンチはチャンス」

企業が成長するタイミングは、順風満帆な時ではなくピンチの時であると確信しています。ピンチの時にいかにその状況を真摯に受け止め、問題を洗い出して課題を見い出し、試行錯誤しながらゴールを目指していくかがチャンスへのカギであると思います。

今後の目標やビジョンを教えてください。

現在、地域創生をテーマに、地元（兵庫県宝塚市）でさまざまな企画および運営を行っています。これもパンデミックを通して与えられたビジョンの一つです。少子高齢化がますます加速するこれからの時代、小さな子どもからお年を召した方々が一緒に取り組める事業を展開し、少しでも地域社会に貢献できるよう、精一杯務めてまいりたく思います。

この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

このような混沌とした時代・社会だからこそ、個人・企業にできることがまだまだあると信じております。弊社の理念および事業に関心をお持ちの方は、是非ご連絡ください。心よりお待ちしております。