【DPS株式会社】
丸澤武社長インタビュー
丸澤武社長 略歴
1986 年、トヨタ自動車入社、海外分野の営業企画や商品企画などを担当。
2017 年、トヨタ自動車退職。狭山茶農家からお茶の作り方や入れ方などのノウハウを学ぶ。
2018 年、DPS株式会社設立。狭山茶の製造工程をお茶農家から直接学べる「さやまちゃ塾」を企画・運営。
海外からの参加者も積極的に受け入れ、国内外に日本茶の魅力を発信している。独自のセレクトにこだわった日本茶のオンラインストアも運営。
やる気のあるお茶農家さんと、幸運にも出会えたことがきっかけです。
学生時代は出身地の神戸で過ごしていました。大学には殆ど行かず、バンドとアルバイトに明け暮れる生活でした。大学卒業後1986年にトヨタ自動車に入社し、退職する2017年までずっと海外畑の仕事をやっていました。海外販売の長期計画や現地生産事業の企画、商品の企画等を主に担当していました。2003年から2012年の間に、欧州、アジア各国で通算8年間海外勤務を経験しました。
そもそも会社勤めしていた頃から、自分の手で何か新たなビジネスを始めたいという思いがありました。気力や体力が残っている50代の内にとの思いで退職を決意、いろいろ考えた末にまず会社を設立することを優先し、低投資でスタートできて固定費が抑えられる事業という観点からコインランドリー事業で法人登記しました。そのベースを作った上で、地元を中心に人伝に人脈を広げ、狭山茶関係者との親交も深めていき、現在のお茶の事業を立ち上げるに至りました。
お茶に限らず面白そうだと思える情報を常に拾い集めること、イベントやインフォーマルな集まり、セミナー等いろんな場に首を突っ込んでいろんな人と交流すること、新しい商品やサービスを企画して形にすること、プライベートではテンションのアガるロック系の音楽を聴くこと 等です。
人生は大中小いろんな選択に迫られる。迷うこと、苦しいこと、辛いこと、様々な場面に遭遇する。もちろん親しい人にアドバイスを求めてもいいですが、最後は自分の頭で考え自分の意志で「こっちがベスト!」と信じて決める、その勇気と胆力が大事だと思っています。
座右の銘は特にありませんが、好きな言葉が二つあります。
ひとつは孟子の有名な言葉です。
天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず
お茶の仕事をするようになって、この言葉がものすごく腹に落ちるようになりました。
もうひとつはルーリードの有名な曲の一説です。
Take a walk on the wild side.
原曲はかなりヤバ目の文脈で語られますが、フラットに訳せば「いばらの道を歩こう」みたいな意味です。先ほど人生の選択という話をしましたが、この言葉は自分の生きざまを象徴しているフレーズなので好きです。目の前に楽なパターンと苦しそうなパターンと二つ選択肢があれば、あえて後者を選んできた気がします。へそ曲がりなので。
まず以てDPSって何の略ですか?とよく聞かれますので解説します。DはDragonのD、PはPhoenixのP、Sはその二つを束ねた複数形のSです。中国で縁起がいいとされる龍と不死鳥、この二つの架空動物を並べたということです。
その名前に込めた想いは、やや後付けですが、Dream, Plan, and Successの頭文字をとってDPS、つまり「夢を見よう、計画を立てよう、そうすればきっと成功します」。これは吉田松陰の有名な言葉「夢なき者に成功なし」を肯定文に変えたというだけなんですが。
理念に相当するものとして、設立以来のビジョンがあります。
「人と人をつなぐ持続可能なプラットフォームを提供し、夢が膨らむ“ウキウキ”を創造します」
さやまちゃ塾は道半ばではありますが、上記ビジョンに則った具体的な取り組みだと思っています。
①お茶体験の企画・運営
強み:英語対応OKなので、インバウンドも参加可能
②お茶の販売(小売り・卸売り)
強み:セレクトショップ的に良いものを厳選して販売していること。
都内の取引先はアクセス良いので、迅速な納品や問合せ対応が可能。
③事業経営全般のコンサルテーション
強み:弊社が持っているネットワークを活かすことで、“ワンストップ”対応ができる。
一言では語り尽くせませんが、日本茶の魅力は飲む人を笑顔にし、幸せをもたらすことです。狭山茶は代表的なお茶の中でも、特に味が良いとされます。
お客様の満足です。弊社の提供するサービスや商品に満足感を持っていただけること、それが一番大切だと思っています。
企業名 : DPS株式会社
代表者 : 丸澤 武
所在地 : 埼玉県所沢市
設立 : 2017年
事業内容
・お茶体験の企画・運営
・お茶の販売(小売り・卸売り)
・事業経営全般のコンサルテーション