【株式会社デジタリフト】
百本正博社長インタビュー
百本正博社長 経歴
日本大学商学部卒業後、1995年に株式会社大広へ入社。2005年に退社後、IT企業のコンサルタントとして新規事業開発等を担当。同時に、サラブレッドの輸入販売育成事業の立ち上げに参加。その後、2012年に株式会社デジタリフト(旧・株式会社電子広告社)を設立し、代表取締役に就任。2021年9月には、東京証券取引所グロース市場(旧・マザーズ)へ上場。
「カスタマーの意思決定を円滑に」をビジョンとして掲げ、「User Experienceをデジタル技術で最適化する」ことをミッションとしています。
根底にあるのは、クライアントにどれだけ伴走しきれるかということ。クライアントの悩みに対して、どれだけ解決する力になれるかを本気で考えている会社です。
包括的なマーケティング支援を行い、「コンサルティング」「広告運用」に加え「SEO」「アフィリエイト」「インフルエンサー」「制作」などの事業を行っています。コンサルティング事業では、「CdMO*」として、クライアントの課題に向き合い、主にデジタルマーケティングの戦略策定、活用方法や施策を共に考えています。
*CdMO(チーフ・デジタル・マーケティング・オフィサー)とは:https://digitalift.co.jp/recruit/cdmo/
相対しているクライアントが持っている課題は往々にして幅が広いので、すべてをワンストップで提供できる形を目指し、チームを作り、サービスにしてきました。困っているお客さまに「デジタリフトに任せておけば大丈夫だろう」と思っていただける状態を目指しています。
つよみのひとつは、マーケティング思考があるからこそ、上流からのコンサルティングが可能なことです。広告やアフィリエイトなどは、課題解決の手段なので、クライアントと同じ視点で戦略から提案できることが重要です。
もうひとつつよみを挙げるなら、デジタル領域の手段をワンストップで提供できることですね。特に広告の運用力はクライアントからの評価が高く、メディアからの評価も高い認識です。運用技術もですが、当社ではtech理解といった文脈でもバリューを出せていると思っています。
抽象的ですが、ものを言える世界が良い、と思っています。
会社、特に上場企業は株主のものだとも言われますが、同時に社員のものでもあって。どうしてもIPOや会計の文脈だと、社員は数字を生み出すマシンみたいに見えてしまいがちですが、ぼくたちは機械じゃない。それぞれ感情もあるし、血の通った人がやっている事業。だから一人ひとりの力が全体のパフォーマンスに影響します。
その中で、やはりコミュニケーションが大事だと考えています。全員が心地よい状態は難しいですが、「わたしはこう思っている」と言い合える関係があって、それに対して前向きに議論ができる。そういう環境であるべきだと思っていて、これは常に意識していることですね。
正直に言って、苦労自慢はあまり好きではないのですが(笑)、世の中一般的に言う「苦労」という意味で言うと、いろいろと経験はしてきたように思います。
創業直後は自分の給料は0にしていましたから生活水準を大幅に下げたり、実家に住まわせてもらっていた時期もありましたね。恥を忍ぶみたいな感覚はありましたが、「苦労」だとはあまり感じていなかったです。
苦労を苦労だと思っちゃうとつまらない。逆に、他では学べない価値やノウハウを得られたり、何かしら意味があるので、それを見つけに行くみたいなスタンスです。そういう傾向があるので、これまで苦労してきたとはあまり思っていません。
わたしの場合、モチベーションのようなものは自然と湧き出てくるタイプなので、特に工夫をする必要はなかったように思います。
なので、自分のモチベーションを高めることを考えなければいけないようになったら、そろそろゆっくりした方がいい時期じゃないかなと思います(笑)
人間関係を大事にすること、友人の信頼を裏切らないことは子供のころから意識して大切にしていることのひとつです。
「仲良くする」というのは意外と深い言葉で、「つるむ」とか「同調する」とはちがう。友情が故に、厳しいことも言う、言われる関係。そういう関係を大事にして生きてきました。
それによって信頼をいただいたり、信頼したりという関係を多方面に築けたのがよかったのかなと思っています。
Where there’s a will, there’s a way.
「意思あるところに道は開ける」といった意味のことわざです。
強い意志があるからこそ、辛く厳しい場面においても心折れることなく努力をし続けられるのだと思いますし、それが必ずその先の道へ通ずると信じています。
創業社長でもあるので、自身の方針はやはり企業理念とリンクするところがあります。
当社のミッションは「User Experienceをデジタル技術で最適化する」と定義していますが、クライアントのワンストップのパートナーとしては、未着手の領域がまだまだあるので、網羅的に任せていただけるようになっていきたい。
ソフト面では、多くの人が活躍できている企業でありたいという想いは強いです。オープンで、コミュニケーションはフラット。
そういった会社を、これからも作っていきたいですね。
企業名 : 株式会社デジタリフト
代表者 : 百本 正博
所在地 : 東京都港区西麻布
設立 : 2012年11月
従業員数: 70人
事業内容
広告・コンサルティング事業:コンサルティング / 広告運用(トレーディングデスク)
ブランド・メディア事業:SEO / インフルエンサー / アフィリエイト / SNSアカウント運用 / 制作