【株式会社クランピーリアルエステート】
大江 剛社長インタビュー
株式会社クランピーリアルエステート代表取締役。宅地建物取引士。
ITベンチャーを経て、2013年に士業専門のマーケティング支援を行う株式会社Clamppyを設立。
多くの士業と向き合う中で、不動産の権利トラブルが解決されずに放置されている現状を目の当たりにし、2018年に株式会社クランピーリアルエステートを設立。
全国の1,500以上の士業と連携した取引体制を構築し「共有名義不動産」をはじめとする様々な訳あり不動産の問題解決を専門に行う。累計相談件数20,000件超。
私は20代の頃、ITマーケティング業界で営業本部長を務めていました。10名から100名規模へと急成長する組織のマネジメントに携わる中で、常に「中長期的な価値」と「経営者目線」を大切にしてきました。
大きな転機となったのは29歳、第一子の誕生です。家族を守る責任を肌で感じたことが、2013年に士業特化のWebマーケティング支援を行う株式会社Clamppyを設立するきっかけとなりました。そこで全国1,500以上の弁護士や司法書士などの先生方と深く関わるうちに、ある深刻な社会課題に気づいたのです。それが、親族間などで権利が複雑に絡み合った「共有名義不動産」のトラブルでした。
士業の先生方は法的な手続き(登記や調停・訴訟など)のプロですが、その後の「いくらで売れるか」「誰が買い取るか」という実務までは踏み込めません。一方で、一般的な不動産会社は親族間の紛争や権利のもつれがある物件を「リスクが高すぎる」と敬遠します。結果として、解決の糸口が見つからないまま、不動産を何年も放置せざるを得ない。そんな「法律の専門家も不動産のプロも手を出せない領域」で、出口を失い困っている方々が非常に多いことを痛感しました。
こうした問題に対し「ITによる集客力」と「士業の先生方との連携」という自社の強みを掛け合わせれば、活用が困難ないわゆる「負動産」を再び流通可能な状態へと再生できる。そう確信し、2018年にクランピーリアルエステートを創業しました。
当社は、共有名義不動産の「持分のみの直接買取」を主軸に事業を展開しています。また、共有持分に限らず、底地・放置空き家・再建築不可物件・事故物件といった、市場で敬遠されがちな「訳あり不動産」全般の買取と不動産トラブルの解決を支援しています。
こうした不動産に関連する課題の多くは、専門家の力を借りずに解消できるものではありません。物件自体の法的な問題だけではなく、お客様の置かれた状況によっては、解決しなければならない法的・実務的な問題が絡み合っていることが少なくないからです。
例えば、相続における親族同士の遺産分割や煩雑な登記、離婚に伴う配偶者との財産分与や金融機関との住宅ローンの交渉、債務整理(自己破産・個人再生等)での急を要する財産の処理などが挙げられます。これらの難題を一般の方がご自身だけで整理し、適切な判断を下すのは、現実的には非常に困難と言わざるを得ません。
当社の最大の特徴は、こうした複雑な権利調整が必要な事案に対し、全国1,500名を超える弁護士・司法書士・税理士といった士業の先生方と構築した強固なネットワークを駆使して対応する点にあります。
ご相談いただいた際は、まず専門チームがヒアリングを行い、問題の本質を精査します。その上で、事案の内容や所在地域に応じて最適な専門家と即座に連携。専門家による当事者間の合意形成、登記手続きといった問題の解消と並行して、当社が買主となって直接買い取りを行います。また、事案によっては、複雑な手続きを待たずに「トラブルを抱えたまま」の状態で当社が買い取ることも可能です。その後の法的な整理は、当社が専門家と協力して責任を持って引き継ぎますので、お客様が矢面に立ち続ける必要はありません。
この士業ネットワークとの高度な連携により、様々な不動産トラブルの解消から現金化までをワンストップで完結。お客様は、複数の専門家をご自身で探したり、あちこちの窓口をたらい回しにされたりすることなく、精神的・経済的な負担から解放されます。
私たちは、単に「買い取ること」だけを目的とはしません。数ある選択肢の中からお客様にとっての適切な解決策をオーダーメイドでご提案し、最後まで責任を持って並走する。こうしたプロセスを通じて、お客様の資産の整理や次の一歩を支援しています。
私たちの根底にあるのは、グループ共通の理念である「今日よりもハッピーな明日にする」という想いです。
不動産事業においては、この理念をさらに具体化し、「不動産によるトラブルの未然防止や、複雑な権利関係に伴う心理的負担の解消」を自らのミッションとして掲げています。
暗い顔で相談に来られたお客様が、解決後に晴れやかな表情で「ようやく肩の荷が下りた」と仰ってくださる。そのような瞬間を一人でも多くの方に届けていくことこそが、私たちの存在価値であると考えています。
この使命を果たすため、実務において私が最も大切にしているのは「顧客に対して常にフェアであること」です。不透明な取引を排し、誠実な姿勢で全ての権利者様と向き合います。
また、経営者として、「最後は自分が責任を取る」という覚悟を経営の根幹に据えています。この姿勢を示すことで、たとえ困難な案件であっても社員は失敗を恐れずに挑戦することができ、結果的に高いパフォーマンスを発揮できるようになると考えています。この揺るぎない組織の姿勢こそが、お客様に安心とサービスを提供するための土台になると確信しています。

私たちのサービスの独自性は、「法律・Webマーケティング・不動産の3領域を融合させたビジネスモデル」にあります。通常の不動産会社との決定的な違いは、以下の3点に集約されます。
第一に、「全国1,500以上の士業の先生方との連携」です。共有持分や底地といった不動産の売却には、複雑な権利関係の整理が避けられず、弁護士や司法書士といった士業の専門家との連携が欠かせません。私たちは、グループ会社のIT事業を通じて長年士業の先生方を支援してきた背景があり、士業の先生方と強固な協力体制を構築しています。この体制があるからこそ、他社が「法的なリスクが不明瞭で手を出せない」と敬遠する案件でも、法務・実務の両面から適切な解決策を検討し、買取りの対象として見ることができます。
第二に、「金利負担がかからないことでの価格への反映」です。一般的に他社が不動産を買い取る際は金融機関からローンを組んで物件を購入することが多いのですが、私たちにはグループのIT事業による安定した収益基盤があるため、銀行融資に頼らず自己資金で買取りを行います。金融機関の融資を受けないことにより金利負担が発生しないため、その浮いた金利コストを買取価格に上乗せでき、結果的に高値での買取りが可能です。
第三に、業界では珍しい「完全分業制による職人集団」であることです。一人の営業担当がすべてをこなすのではなく、「問い合わせ対応」「買取」「権利調整」「売却」「調査・重説作成」に専任者を配置しています。これにより、一人ひとりのお客様に対して深く寄り添うことが可能となり、単なる「取引」ではなく、複雑な親族間の糸を解きほぐす「問題解決」を提供できる。これこそが、私たちの独自性だと考えています。
共有名義不動産のトラブルで比較的多いのは、実家をご兄弟で相続されたケースです。
例えば「思い出のある実家を残したい」あるいは「住みたい」といった長男と、「固定資産税の負担を嫌い、早期に現金化したい」次男のように、感情や経済的ニーズが原因となり対立するパターンです。
共有名義では、たとえ一人の反対であっても売却や解体が制限されるため、一度こじれれば「何も決まらない」膠着状態に陥ってしまいます。
こうした事態を招く要因は、相続時の「とりあえず共有にする」という判断にあります。特に地価の高いエリアでは、特定の相続人が他の相続人に代償金を支払って不動産を単独取得する余裕がなく、消去法として共有名義が選ばれがちです。
しかし、この問題を放置し続けると、相続のたびに権利が子供や孫へと枝分かれし、最終的には顔も知らない共有者が数十人も存在する「権利の細分化」を招きます。「見知った親族数人だから大丈夫」という思い込みが、時間の経過とともに「動かせないのに固定資産税などの費用ばかりかかる」といった解決困難な問題へと変わっていく。それが共有名義不動産の恐ろしさなのです。
私たちが一番にサービスを届けたいのは、親族間などの人間関係と不動産の権利が複雑に絡まり合い、「精神的・経済的な袋小路」に迷い込んでしまった方々です。
具体的には、ご実家を兄弟で相続したものの、活用方針が合わずに固定資産税だけを払い続けている方や、離婚に伴う自宅の処分で共有者である元配偶者と連絡が取れず困っている方などです。こうした状況は、単に「お金の問題」だけでなく、大切な家族や過去の人間関係が「重荷」に変わってしまうという、非常に辛い精神的ストレスを伴います。私たちは、個々の不動産トラブルに対する適切なアプローチを通じて、お客様がその重荷から解放され、経済的・精神的に負担を軽減するお手伝いをしたいと考えています。
また、この問題は決して一部の富裕層だけのものではありません。不動産を所有するすべてのご家庭に、この危機が潜んでいます。「うちは仲が良いから大丈夫」と思っていても、相続をきっかけに歯車が狂い始める。そうした「潜在的な悩み」を抱える方々に、手遅れになる前に私たちの存在を知っていただきたいと考えています。

クランピーリアルエステートのビジョンは、解決困難とされる不動産トラブルに対し、現実的な解決策を提示し続けることです。
こうした「訳あり不動産」の領域は、市場で十分に向き合われてこず、相談先のないまま放置されるケースが少なくありません。私たちは単なる買取会社ではなく、行き詰まった状況を打破する戦略を示せる存在でありたいと考えています。
実際、問題へのヒアリング、出口戦略の設計といったプロセスを経て、初めて事態が好転する例は多々あります。
お話を伺い、相続登記などを含む法的選択肢や将来の見通しを整理するだけでも、お客様の心の重荷は軽くなると感じています。
将来的には、相続や離婚、債務整理なども含む複雑な不動産トラブルにおいて「まずクランピーに相談すれば道筋が見える」という唯一無二の地位を確立することが目標です。実務で培った専門性を武器に、不動産を通じて人の抱える問題を一つでも多く解消してまいります。
不動産の悩みは、単なるお金の話ではありません。物件そのものの問題だけでなく人間関係も絡むからこそ、出口が見えないと感じる方も多いはずです。
そうした状態は決して珍しくありませんし、無理に急いで結論を出す必要もありません。私たちはこれまで累計20,000件を超えるご相談をお受けしてきましたが、誰一人として同じ悩みを持つ方はいらっしゃいませんでした。ただ、放置すると状況がより複雑になるのも事実です。だからこそ、「売る・売らない」を決める前でも構いません。まずは状況を整理するきっかけとして、私たちを頼ってください。
私たちは相談されたからといって、無理に売却を勧めることはしません。お客様に対しフェアであることを貫き、納得できる判断をサポートいたします。この記事が、あなたが一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

企業名 : 株式会社クランピーリアルエステート
代表者 : 大江 剛
所在地 : 東京都中央区築地2丁目10−6Daiwa築地駅前ビル9F
設立 : 2018年3月
事業内容
共有名義不動産の買取・権利整理
底地・借地、再建築不可物件
老朽化物件、低収益物件などの買取
売却支援・不動産仲介サービス
不動産関連メディア運営(例:「イエコン」など)
URL : https://c-realestate.jp/