【株式会社IPPO】
井口幸代子社長インタビュー
姪に障がいがあり、姉に寄り添いたいという思いから障がいについて学び始めたのが最初のきっかけです。当時は公務員で、新人教育を担当していました。そこに少し特性がある女性が入職し、周囲とのコミュニケーションがうまく取れず、職場に摩擦が生まれていました。学んだ知識をもとに彼女や周囲に声をかけた結果、チーム全体が良い方向へ変化しました。この経験を通して、「私の使命はこれだ」と確信し、10年以上勤めた会社を退職して、放課後等デイサービスに転職しました。
学生時代は、「危ないからやめなさい」と言われても挑戦せずにはいられない性格でした。熊本で育ち、水路が危険と言われていても、懐中電灯を持ってよく探検していました。その時のワクワク感は、今でも私の原点になっています。
空手は12年前、息子たちと一緒に始めました。当時、大人で空手を習っていたのは私一人でした。ジャッキー・チェンが大好きだった私は、道場の先輩が見せるかっこいい足技に心を奪われ、毎日のように稽古に明け暮れました。月曜から土曜は仕事後に、日曜は大会へと、週7で空手漬けの生活です。
その後、道場で指導員を務め、審判資格や段位も取得。現在は全日本空手道連盟四段で、独立して空手教室を主宰しています。空手の一番の魅力は「正しさ」です。正しく動くことで技が速くなり、怪我を防ぎ、力がきちんと伝わる。その実感こそが、自分の成長であり、伝えたい価値です。
私が大切にしているのは、「学び続けること」「常に未来を考えること」「心がワクワクしないことはやらないと決めること」です。
最後の一つは少し意外かもしれませんが、違和感のあることを無理にやるのではなく、モチベーションの源になる未来にエネルギーを集中させたいと考えているからです。
私が大切にしている言葉は、「未来の自分で生きること」です。今の選択を、未来の理想の自分だったらどうするか?という視点で決めるようにしています。
また、「全員がそれぞれにとって最も偉い存在である」という考え方を持っています。自分も他人も100%尊重し、可能性を信じること。それがコミュニケーションの基本だと考えています。
株式会社IPPOでは、放課後等デイサービスと、共生型地域密着型通所介護、空手教室を運営しています。特に放課後等デイサービスは、共生型として高齢者のデイサービスも組み合わせており、地域初の試みです。世代を超えた交流が自然に生まれる環境を提供しています。
空手教室では、「障がいの有無に関わらず誰でも習えること」を大切にしています。障がいをもつお子さんの保護者にとって、習い事へのハードルは高いもの。専門知識を持つ私だからこそ、誰でも安心して通える教室づくりを目指しています。
私たちの理念は「Baby Steps to Giant Stride(小さな一歩が大きな飛躍につながる)」です。どんな方でも、少しずつの前進が確実な成長を生み出すと信じています。
私は代表取締役という肩書きですが、スタッフには「役割が違うだけで、上下関係はない」と伝えています。「忖度しない文化」を目指しており、私自身も含めて全員が遠慮なく意見を言い合える組織をつくろうとしています。もちろん、まだ完璧ではありませんが、だからこそ、今後もっと良くなると信じています。
【放課後等デイサービス+共生型地域密着型通所介護】
全国に10拠点を展開し、100名の雇用創出を目指します。
【空手教室】
生徒100名を目指し、誰もが自信を持てる場所を提供し続けます。
その先には、「誰もが個性を爆発させて活躍できる社会」をつくることが私のビジョンです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この出会いが、あなたの未来への一歩となりますように。
企業名 : 株式会社IPPO
代表者 : 井口 幸代子
所在地 : 〒252-0011 神奈川県座間市相武台3−42−58グリーンコート相武1F
設立 : 2024年5月14日
従業員数: 5名
事業内容: 放課後等デイサービス・共生型地域密着型通所介護・空手教室
URL : https://www.inclucive-ippo.com/
https://babysteps-ippo.com/