【行政書士 川下良二事務所】
川下良二代表インタビュー
芝浦工業大学卒業。理系でありながら商社に入社しました。OEM殿が客先の自動車部品営業一筋です。学生時代あまり英語は得意でなかったのですが、海外志向が強く社会人になって英語の勉強を始めました。
「どうしても」との思いがあり、リスクを覚悟で転職を決断。なんとか31才で米国駐在員となりました。
その後、外資系部品メーカーのお誘いもあり、小さいながら日本支社の代表となったこともあります。
ヨット・モーターボートの月刊誌で海事代理士試験の紹介記事を目にしました。興味が湧き受験しました。参考書を買い込み勉強した結果、国家試験合格。そのまま海事代理士会に入会しました。(国土交通省管轄、法律系の8士業の一つの資格)
ところが、会合に参加すると司法書士、行政書士、社会保険労士の資格を持ったダブル、トリプルライセンスの先生ばかりでした。そこで自分もと、行政書士試験を受けることにしました。
しかしながら、社会人を続けながらの受験で、とても一発合格は困難。苦しい時期がつづきましたが、令和元年にやっと合格。社会人でしたがそのまま行政書士会に入会、同年8月開業しました。よって、法律系2士業のライセンスを取得することになりました。
「前進あるのみ」という言葉です。解釈としては自分の意思に従い、前向きに歩み続けることです。
一度立ち止まったら最後、また動き出すには大変な労力が必要となことは、皆さんご存じかと思います。
主力は入管取次です(これは法務省管轄ですので、別途試験合格と申請が必要です)
外国人の在留資格取得の書類作成、申請を代行しています。比較的難易度の高い、フリーランスの就労、永住許可、帰化申請希望のお客様が多いようです。
またお客様の要望により、古物営業の許可申請、車輛の廃車手続き、相続相談など適時に対応しておりります。
帰化は日本語能力が必要ですが、永住許可申請では、まったく日本語の話せないお客様もいらっしゃいます。
最初の打ち合わせから、許可後の新しい在留カード取得まで、一貫して英語対応可能です。
営業出身ですので可能な限り、遠方であれ直接面談を心がけています。結果お客様も安心します。
令和5年になり、昔の繋がりから海外自動車部品メーカーの日本代理店となりました。
先方要望で、合同会社を同年9月に設立しました。日本のOEM殿がお客様となり、新規開拓業務を請け負っています。長い営業経験が役に立ったと考えています。
基本、客先要望にこ応え、客先の満足を得ることにやりがいを感じます。
会話だけでなく、微妙な表情のニアンスも読み取ることも大事ですね。
毎年1回の行政書士試験では、憲法、民法、行政法、商法、会社法の試験科目があります。
条文知識、最高裁判例を学ぶと、世の中の仕組み等よりよく分かるようになりました。
(例えば、マスメディアの間違い記事)なんとなく得した気分になります。
また、自動車業界は100年に一度の大変革期に直面しています。私も1990年代から日々その時代の動向(グローバル化)を体現してきました。今後の
日本のOEM殿の更なる躍進を期待しています。
社会人になり、就職されそのまま年を重ね、歩んで行くこともとても大切なことです。
しかし、内心に秘めた思いがあり、忘れぬ夢があるならば、目標を置き計画をたて実行しましょう。
決心しても、なかなか思うようになりません。勤め人であれば、夜と週末しか空いた時間はなく、その時間を勉強にあてれば、何かを失うリスクも多々あります。
学生時代の試験のように直ぐに結果はでません。計画を立て、我慢強く日々の努力を重ねていくしか方法はりません。(一方、歩んだ道は貴重な経験となります)
手なりで業務を遂行します。しかし、いずれは終わりがきます。永遠のものはありません。
人材を発掘し、いずれは後進に引き継ぎたいと思います。
若い時はどのような機会でもよいので、海外に出てみてください。現地の歴史、文化、生活に触れることは重要です。
更に日本の良さがよく分かります。普段日本であるものが現地になく、不便に思うことが多々あります。
例えば、治安、国民皆保険、法の支配、身近な例として時刻表のない公共交通機関から、温水便座まで。
何かトラブルがあっても、自分の身は自分で守らなくてはなりません。武勇伝は必要ありません。
是非、海外へ出てください。
あと、日本のマスメディアだけではなく、外国のメディア(BBC・CNN等)、外電(ロイター、AP、AFP等)を気に掛けてください。
情報の精度があがります。また違った角度から物事を見ることもできます。
法人名 : 行政書士 川下良二事務所
代表者 : 川下 良二
所在地 : 神奈川県横須賀市
設立 : 2019年8月