【樋口メリヤス工業株式会社】
中江優子社長インタビュー
三姉妹の三女ですが、姉二人が嫁ぎ、両親の苦労の背中を見て育ちましたので、老舗の歴史が消えることに責任を感じ跡を継ぐことを決意しました。
責任を感じていましたが家業の仕事が好きではなかったので、姉二人が嫁ぐとわかった時、学生時代は悶々と過ごしました。
親の気持ちを考える自分と葛藤の日々。短期大学卒業後、同業者で学びました。
毎日の朝5時起き、ストレッチ体操、顔体操、仏壇と神棚へのお参り、毎月のお寺参り、茶華道や温泉の趣味。
命の元への感謝を忘れないこと(ご先祖さま、両親)。
お世話になった方への感謝の心、世界中の自分より困った人への援助。
笑顔と感謝 ・ 一瞬一生
歴史を繋ぎ、継続する会社にする為に古き良きものを残し、新しい時代に寄り添うものをプラスする考え方です。
・私が開発した『つつした』の編み方で、更に世界の良い素材を使用した全身『つつした』編みの下着の開発。
(大切な肌にあたる部分は、天然繊維のみの下着)
・発展途上国の人達とのコラボ企画。
【糸で笑顔を編む】
大勢の為1足よりも、一人の為の一足を
お客様の笑顔を大切にするこころからの作り手であり続けます。
【お客様のお声に常に耳を傾ける】
常に製造者が販売先に立ち、お客様の声を聞く
【見えないところに宿る工夫】
生産効率よりも快適さを重視した作り方
【人と環境に優しいものづくり】
肌に優しい素材の選定、ゴミを出さない作り方
正直で誠実な人の集団であり、 作り手・売り手・買い手の皆が幸せであること。
働く者がそれぞれ持つ強みを発揮でき、社会へ貢献度の高い仕事場で自分と家族の幸せを感じれること。
突然の多額の借金を引継ぎ、人生をかけて社長を引き受けましたが、沢山の方々に助けられ人の温かさを学びました。人は一人では、何もできないことを。
足元や健康にお悩みの方、足元や健康にお悩みの方を笑顔にしたい方に届けたいです。
【靴下が履けない人がいない世界へ】
全ての人に履ける幸せを届けるパートナー 加齢や体質、障害の有無を問わず、誰もが快適に歩ける一歩を追求し、日本発信で履くことの喜びを広めるブランドを目指します。
日本のものづくりを残し、日本の繊維業が次世代へ光ある仕事へとつながりますよう努力いたします。使い捨てをやめて、大切な身体を支える”足”や大切な肌につける下着を見直すきっかけとなっていただけましたら嬉しい限りです。
企業名 : 樋口メリヤス工業株式会社
代表者 : 中江優子
所在地 : 大阪府枚方市春日元町2-17-3
設立 : 1933年
事業内容: メリヤス製品製造販売「つつした(靴下)」「3Dマスク」他、つつしたカフェ・駄菓子屋経営
URL : https://higuchiorder.jp/