【株式会社アルバトロス】
谷本慎二社長インタビュー

谷本慎二社長の学生時代や前職でのご経験・ご経歴を教えてください。

小中高と岡山県で育ち、中学高校時代は野球部に所属していました。
大学入学後は、居酒屋・古本メディア買取り販売・レンタカーショップにてアルバイトを経験しました。
大学卒業後は東証一部上場の大手サービス企業に入社し、店長、上席店長、エリアマネージャーとして勤務しておりました。
約10年ほど勤めたのちに退職し、株式会社アルバトロスを設立、退職代行モームリのサービスを開始しました。

創業された経緯を教えてください。

私自身が前職のサービス業で過酷な労働環境を経験し、その中で同僚や部下の退職を数多く目の当たりにし、その経験から退職に悩まれている方を助けたいという思いが生まれました。
また、前職で退職代行が使われたという話を聞いて退職代行というサービスを知り、現代の日本社会に需要があるのではないかと考えたのが経緯です。

谷本慎二社長が人生を歩む上で特に大切にしていることを教えてください。

人とのご縁や出会いを大切にしています。
退職もですが、人生には必ず出会いがあれば別れもあります。
今までの出会いすべてがもちろんいいものではなかったです。ただ、誰かと出会ったことには必ず意味がありその先の自分の人生にプラスになると考えています。
これから先も出会いと別れを繰り返していくと思いますが、その1つ1つに意味がありせっかく出来た縁は自分の糧になると思って一生大切にしていきたいと思っています。

谷本慎二社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

”「不可能」の反対は「可能」ではない。「挑戦」だ”です。
アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーである、ジャッキー・ロビンソンの名言です。
退職代行もある意味社会への挑戦的な仕事だと考えています。
また、退職代行はまだまだ社会的に風当たりの強い仕事だとも思っています。
しかし、人種差別を乗り越えたロビンソンのように、我々も社会の批判的な意見を乗り越え、退職に悩む人を救い社会の役に立てればと思っています。

株式会社アルバトロスの理念を教えてください。

企業理念は「飛べない鳥を羽ばたかせる」です。
弊社の従業員や退職代行のご依頼者を鳥に例えて、理念としました。
従業員については、私を含めて弊社の従業員は前職で上手くいかなかったり、大成できなかったりした人材が集まっています。その羽ばたくことが出来なかった人材が成長し、社会人として成功する事を目標としています。
また、退職代行のご依頼者のように現状に不満を抱いている方々・現状に苦しんでいる方々の助けになりたいと思いこのような理念にしています。

今後の目標やビジョンを教えてください。

弊社では退職代行のない世の中を目指しています。
退職代行を使わなくても退職ができる世の中にしていくこと、それが一番の目標です。
ただ、現状ではこれだけ退職に苦しんでいる方が多いため、退職代行の認知を広めてまずはどんどん辞めさせていくことが大事だと思っています。
そうなると企業側は「このままではまずい」と思い、労務関係・労働環境の改善を行い働きやすい会社作りに動くと考えます。
そうすれば退職代行の依頼は少なくなっていくと思います。

ただ、退職の悩みというものは尽きないものだと思うので「セルフ退職ムリサポ」という自分で退職をするためのサポートするサービスも行っています。
また、これまでに3万件以上の退職を確定させてきたデータを元に、退職情報のデータ開示と離職率低下コンサルティングを行い企業と労働者のすれ違いを防げるような新しいサービスを開始しました。
こういったサービスが広まっていければ弊社の目標である退職代行のない世の中の実現に近づくと考えています。

この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

その時代によって悩む内容は変わっても、退職への悩みはいつの時代も尽きないものかと思います。
長く働く選択をすることも大切ですし、違う道で活躍するために退職を選ぶことももちろん大切だと思います。
そのどちらが正しいかのか、良いのかというのは一概には言えないと思います。
ただそれでも、退職したくても辞められないと悩む人は少しでも減ってほしいと思っています。
現状維持を選ぶか退職を選ぶか、最終的にはそれぞれの判断になると思いますが、もしこの記事を読んでいる方が退職に悩むことがあれば少しでもモームリのことを思い出してもらえたらと思います。
私もモームリも、いつでも退職に悩む方の味方です。