【株式会社アイディオット】
井上 智喜社長インタビュー
最先端技術で社会課題を解決する。
その志のもと、大学在学中の2014年に株式会社アイディオットを創業。
最適化AIとデジタルツインを軸に、物流・サプライチェーン、都市、環境といった社会インフラ領域の変革に挑んでいる。
内閣府国家重点プロジェクトへの採択や、トヨタ自動車、みずほフィナンシャルグループ、旭化成などとの協業を通じ、技術の社会実装を推進。また、東京大学、流通科学大学、台湾交通大学での講師経験をはじめ、内閣府・国土交通省関連の場や国際シンポジウムなどで多数登壇。
直近では、国土交通省および経済産業省が後援するWGレビュー委員を務め、政策と現場をつなぐ役割も担っている。
学生起業という形で会社を立ち上げましたが、特別な反骨心や大きな野心があったわけではありません。原点にあったのは、AIという技術そのものへの純粋な関心でした。
研究や実験の中で、AIは机上で完結するものではなく、社会や産業が抱える本質的な課題に適用されてこそ真価を発揮する技術だと考えるようになりました。AIを実社会の課題解決に実装し、持続可能な未来につなげていく。そのための最も自然な選択が、起業という形でした。
私が最も大切にしていることは、「正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義である」という視点です。
物事を単純な善悪で判断するのではなく、立場や状況によって異なる正義が存在することを前提に考えることで、意思決定の質は高まると考えています。
中国の兵法書『孫子』に「智者の慮は必ず利害に雑う」という言葉があります。
優れた判断とは、利点だけでなくリスクも同時に見据え、最良と最悪の双方のシナリオを想定したうえで下されるものです。
この姿勢を日常の議論や判断を通じて組織に共有することで、拙速な判断や感情的な対立を避け、持続的な経営につながる文化を築いています。
私たちは、「最先端技術で社会課題を解決する」ことを理念に掲げています。
AIやデータ活用といった先進技術を目的化するのではなく、社会や産業が抱える本質的な課題に向き合い、持続可能な未来を実現するための手段として活用していきます。
経済活動の効率化と、環境・社会への配慮は、本来トレードオフではなく、両立されるべきものです。私たちはテクノロジーの力によってその両立を実現し、次世代に誇れる社会基盤を築くことを目指しています。
私たちは、社会や産業が抱える複雑な課題を、AIとデータの力で構造的に解決したいと考えています。
とりわけ物流・サプライチェーンは、経済活動を支える基盤でありながら、環境負荷や人手不足など多くの課題を内包する領域です。
当社は、最適化AIとデジタルツイン技術を用いて現実の業務をデジタル上に再現し、シミュレーションと最適化を行うことで、合理性と持続可能性を両立する意思決定を支援しています。また、ツール提供にとどまらず、データ整備や業務理解といった基礎的な取り組みを重視し、現場で実際に機能する仕組みづくりに向き合っています。
こうして培った技術と知見を社会に還元し、次世代へと継承していくことも、私たちの重要な役割です。

当社は、「最適化AI」と「デジタルツイン技術」をコア基盤に、両者を融合した物流最適化プラットフォーム「ADT」を開発・提供するスタートアップです。実際のサプライチェーンや物流現場をデジタル空間上に再現し、AIによるシミュレーションと最適化を通じて、輸送・在庫・拠点配置などバリューチェーン全体の価値最大化を支援しています。
社名「Aidiot」には、「AI」という先端技術の価値を前提として捉えながらも、その価値を本当に引き出すのは、データを整え、現場を理解し、愚直に積み重ねる姿勢であるという私たちの考えを込めています。華やかな技術の裏側にこそ本質がある。その覚悟を「Idiot」という言葉に託しました。
創業10年を迎え、内閣府やトヨタ自動車、旭化成をはじめとするナショナルクライアントを中心に、200件以上のプロジェクト実績を有します。課題の本質を捉えた持続可能な改善と、不確実性の高い事業環境に適した戦略実行を通じ、DX推進をワンストップで支援しています。
当社は、事業ドメインを社会課題の解決に特化し、その分野に深い知見と実務経験を持つスペシャリストが集結する組織です。
課題の本質を見極めたうえで、解決に直結する自社プロダクトを自ら企画・開発・提供しており、さらにそれらを支える独自の特許技術を保有しています。
専門性・プロダクト・知的財産を一体で備えることで、他社にはない実効性の高いソリューションを提供できる点が、当社の大きな強みです。

当社で働くやりがいは、最先端技術を「研究で終わらせず、社会で機能させる」プロセスの当事者になれる点にあります。
私たちは「最先端技術で社会課題を解決する」という理念のもと、AIやデジタルツインを実際の物流・都市・産業の現場に実装し、社会の仕組みそのものを変える仕事に取り組んでいます。そのため、一人ひとりの仕事が直接、社会課題の解決につながっている実感を持てる環境です。
また、ベンチャー企業ならではの裁量の大きさも特徴で、年次や役割にとらわれず、自ら考え、意思決定し、形にしていく経験を積むことができます。技術力だけでなく、「社会に価値を届ける力」を本気で磨きたい人にとって、大きなやりがいを感じられる場だと考えています。
創業から10年が経ちますが、これまでの歩みの中で、事業の方向性や大きな意思決定など、さまざまな場面に向き合ってきました。その中でも、私たちが特に大切に考えてきたのが「人」との向き合い方です。
「入社してみたら、思っていた雰囲気と少し違った」「やりたいと思っていた役割との間にズレを感じた」。こうしたことは、決して特別な話ではありません。だからこそ私たちは、そうしたズレができるだけ起きないように、何ができるかを考えてきました。
当社では、採用を「会社が人を選ぶ場」ではなく、「お互いを知るための時間」だと考えています。入社前にスポットワークなどを通じて、実際の業務や職場の空気、働く人たちの考え方に触れてもらうことで、「ここで働く自分」を具体的にイメージしてもらえるようにしています。
お互いに納得したうえでスタートできることは、安心して働ける関係づくりの第一歩です。時間はかかりますが、その積み重ねこそが、信頼関係を育み、組織を少しずつ強くしていくと私たちは考えています。
最先端技術によって社会課題を解決し、BtoB領域の意思決定と価値創出を支える「脳」と「心臓」になることを長期ビジョンとしています。
その第一歩として、AI企業として売上高100億円超の達成を目指します。

物流・サプライチェーンの現場には、いまだ属人的な判断や分断された業務が多く残り、最適化やデータ活用が十分に進んでいないのが実情です。その一方で、人手不足や環境負荷、需要変動への対応など、求められる課題は年々複雑さを増しています。こうした状況だからこそ、今まさに変革の可能性が広がっています。
私たちはAIとデータの力を通じて、社会や産業が抱える構造的な課題を解決し、持続可能な意思決定を支える仕組みづくりに取り組んでいます。とりわけ物流・サプライチェーンは経済活動を支える基盤であり、次世代に向けたアップデートが不可欠な領域です。
当社は最適化AIとデジタルツイン技術を活用し、現実の業務をデジタル上に再現することで、シミュレーションと最適化に基づく合理的な判断を可能にします。
また、ツール提供にとどまらず、データ整備や業務理解といった土台から現場に入り込み、実際に機能する仕組みを共につくり上げることを重視しています。
そこで培われた技術と知見を社会に還元し、次の世代へとつないでいくことも、私たちの重要な使命です。
物流・サプライチェーンの高度化に取り組まれている企業の皆様、またこれから最適化やDXによる変革を本格的に進めていきたいとお考えの経営者・責任者の皆様、ぜひ一度当社の取り組みに触れていただければ幸いです。
現場の「見える化」から意思決定の高度化まで、AIとデータの力で伴走しながら、持続可能で強いサプライチェーンを共につくり上げていきます。皆様の挑戦と成長を、全力で支援してまいります。

企業名 : 株式会社アイディオット
代表者 : 井上 智喜
所在地 : 東京都渋谷区神南1丁目12番16号 アジアビル6階
設立 : 2014年11月
従業員数(業務委託含む): 70名
事業内容
・データの基盤構築、収集、流通、保守管理、加工・前処理、利活用支援
・アルゴリズム、人工知能を駆使した業務効率化、DX支援
・ソフトウェアの開発・販売・保守及び運用支援
・広告に関する企画・制作・運用支援、出稿及び代理業務
URL : https://aidiot.jp/