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【株式会社Life style Innovation】
石川 知佳社長インタビュー

【株式会社Life style Innovation】<br>石川 知佳社長インタビュー

Life Style Innovation を創業した経緯を教えて下さい。

私がLife Style Innovationを立ち上げた理由は、「人生の中で最も時間を使う”働く”を、もっと楽しく・豊かにできるはずだ」という想いからです。

会社員時代、私自身が”利益優先の仕組み”に違和感を抱いていました。

  • 数字は追うが、人は置いていかれる
  • 目標はあるが、意味が理解できない
  • 顧客の成果より、自社の都合が優先される

それを見続ける中で、ある時「自分はどう在りたいのか?」という問いに向き合いました。

  • 誰かの人生や事業に本気で寄り添いたい
  • その人の「成果」や「変革」に一緒に関わりたい
  • 仲間の市場価値を高めたい
  • 働き方も暮らし方も自分で選べる会社をつくりたい

その答えとして生まれたのがLife Style Innovationです。

創業から一貫してブレないのは、「生活にイノベーションを」という想いと、「はたらくをたのしむ。そのために変革を。」という理念です。この理念とともに、自分の人生・価値観・働き方そのものを会社に体現しています。

株式会社 Life Style Innovationイメージ3

② 宮崎に本社を構えた背景と、“宮崎でも東京以上”を掲げる理由を教えて下さい。

宮崎に本社を置いたのは、人生の質を本気で考えた結果です。

関東にいた頃、私は通勤電車と都会の生活にずっと違和感がありました。人間は環境に大きく影響を受ける生き物です。「どこで生きるか」は、実は「どう生きるか」を決めます。

宮崎は、私にとって人生の質が圧倒的に向上する場所でした。

  • 朝、海や山の空気を吸ってから仕事ができる
  • 通勤ストレスがゼロ
  • 家族との時間が圧倒的に増える
  • 気候が穏やかで、心がフラットに保たれる

仕事に本気で向き合うための「自分が整う環境」として、宮崎は理想そのものです。

そして、宮崎には「東京以上の成果を出せる素地」があると考えています。

宮崎だからこその強み

1. 思考の余白がある
東京は情報も人も多く、それに伴ってノイズも多い環境です。宮崎には、考え抜くための余白があり、だからこそ思考が深まります。マーケティングにおいて「思考の質」は成果を大きく左右します。

2. 小さな市場環境が、本質的な力を磨く
派手な広告や大予算より、「そもそも誰にどんな価値があり、なぜ選ばれるのか」という本質を捉える力が必要です。これがLSIの強みになっています。

3. 地方にいながら全国・世界の仕事ができる時代
オンラインが当たり前になり、「どこにいるか」より「誰が考え、誰が実行するか」が圧倒的に重要になりました。

4. 宮崎という土地で”証明する”こと自体がミッション
東京一極集中の常識を壊すこと、地方の働き方やキャリアの選択肢を広げることは、私たちがやる意味そのものです。

Life Style Innovationは、「人生と仕事を一致させる」という私自身の生き方から生まれた会社です。

そして、宮崎という環境は「本質的な仕事をし、圧倒的な成果を証明する」ための最高のステージです。東京に勝ちたいわけではなく、宮崎だからこそできる働き方・成果の出し方を、私たち自身が体現していきたい。それが”宮崎でも東京以上”という言葉の本当の意味です。

石川知佳社長3

都市と地方のコストやクオリティのギャップをどう捉え、どのようにビジネス価値へ転換されていますか?

私は、都市と地方のギャップを「弱点」ではなく、「構造そのものがつくり出すチャンス」として捉えています。

東京は、優秀な人材も情報も集まる反面、人件費・オフィス賃料・生活コスト・通勤時間ロス・競争密度が非常に高い環境です。この構造の中で戦うと、チームの力を最大化する前に、コスト構造に勝負が支配されることが多いのです。

一方、宮崎をはじめとした地方は、その反対の環境を持っています。

経済合理性から見た”宮崎でも東京以上”が実現できる理由

  • 人件費が低く、同じコストで質の高いチームを構築できる
  • オフィスコスト(賃料)が圧倒的に低い
  • 通勤ストレスの低さが可処分時間の増加につながる
  • 競争率が低く、良い意味で「戦わずに勝てる」市場構造
  • 生活コストが低く、給与の価値が高い
  • オンライン化によって地理的ハンディキャップが完全に消えた

コロナ禍を経てリモートワークが常識化したにもかかわらず、多くの企業が以前と同じような働き方に戻りつつあります。しかし、地方ではこれらの優位性が今も健在です。

特にLSIのように、「AE制(広い業務領域)・戦略から運用まで一気通貫・成果志向のマーケティング」を提供できる会社は、宮崎県内に限らず希少であり、差別化が自然と成立する環境になっています。

地方拠点の最大の価値

それは、「低コスト × 高可処分時間 × 低競争」という余白のある構造が作れることです。

この余白があることで、「思考の深さ」と「顧客理解の質」が圧倒的に変わります。広告・マーケティングの成果は、派手な表現や大予算よりも、「何を届けるか」「誰に届けるか」の芯をどれだけ深く捉えられるかで決まります。

宮崎は、そのための思考時間や生活の余裕を生み出せる環境なのです。

地方の価値をビジネスに転換する方法

① 東京の1/3〜1/2のコスト構造で「都市圏クオリティ」を実現
人件費・オフィスコスト・生活コストが低いため、同じクライアント予算でも、思考に使える時間やアウトプットの質に投資できる余力が生まれます。これが、ハイコスト構造の東京では作りにくい強みになります。

② 生活の余白が、深い思考と良い仕事につながる
通勤時間が短く、生活コストの不安も少ない。この「整う環境」が、十分な睡眠・良好なコンディション・余白の時間を生み、結果としてリサーチ・分析・戦略思考の深度が上がります。広告運用は思考の競技であるため、これは圧倒的な差になります。

③ 競争密度が低いため、差別化された存在価値が生まれやすい
東京には数万社の広告会社がありますが、宮崎で同じレベルのマーケティング戦略・運用を行える企業は多くありません。結果として、代替不可能なポジションを取れます。これはビジネス的に大きな強みです。

④ 地方にいること自体が、顧客にとっての価値になる
都市圏の企業から依頼される際、よく言われるのは「宮崎なのに、東京以上ですね」という言葉です。私にとっては、「宮崎でも東京以上」ではなく、「宮崎だからこそ東京以上ができる」という感覚です。

都市の雑多さやスピードの中では生まれない、本質的で丁寧なマーケティングができます。

最終的に目指している価値転換

地方の弱みを埋めるのではなく、地方の強みを増幅させ、それを成果として証明していくことです。

  • 東京よりも低コスト
  • 東京よりも深い思考ができる
  • 東京よりも機動力がある
  • 東京よりも丁寧で、誠実で、持続的な伴走ができる

これらを示すことで、地方の生き方・働き方をアップデートし、企業や人の選択肢を増やしていくことができると考えています。

株式会社 Life Style Innovationイメージ1

Life style Innovationの理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

理念:「はたらくをたのしむ。そのために変革を。」

① “働く”は人生の大半を占めるからこそ、楽しくあるべき

多くの人は、人生で最も時間を使うのは仕事です。にもかかわらず、働くことを義務や消耗として捉える人が多い現状があります。

私はそれを変えたいと思っています。

  • 誰と働くか
  • どんな価値を生むか
  • どんな時間の使い方をするか

これらを自分で選べるようになれば、人生そのものが変わります。LSIはその「選択肢」を人と企業に提供する会社です。

② 働き方・生き方は”自分で編集できる”というモデルを作りたい

私自身、関東から宮崎へ移住し、働き方をゼロから作り直しました。その体験から、「人は環境と仕組みが整えば、働き方も生き方も変えられる」と確信しています。理念は、そのまま私の生き方の宣言のようなものです。

③ クライアントにも”変革”を届けたい

マーケティング支援は広告運用ではなく、「事業の変革支援」だと考えています。関わった企業の事業や人生が変わる瞬間を一緒に作りたい。理念はその願いの象徴です。

 

ビジョン:「地方から、都市圏以上の価値を。」

これは優劣の話ではなく、「常識を壊し、新しい選択肢を作る」という挑戦です。

  • 地方だから無理
  • 都市圏じゃないとできない
  • 地方の働き方=妥協

そんな固定観念を壊し、全国・世界に価値を届ける会社を作る。LSIはその証明を仕事にしています。

 

理念・ビジョンの具体的な実践方法

① AE制(アカウントエグゼクティブ制)の採用

メンバーが「戦略・企画・実行・運用・改善」まで一貫して担当する体制を取っています。これは単なる「作業」ではなく、顧客理解・課題思考・成果責任を持つための仕組みです。

働くメンバーの市場価値を高めると同時に、顧客にとっての価値も最大化します。

② “芯を捉える”を徹底する文化(Be × Do の体現)

LSIの強さは、「何を言っているのか/何が価値か」を本質まで深掘りする習慣があることです。

  • 事業の背景
  • 顧客の心理
  • 本当に求めている価値
  • 市場構造
  • なぜ選ばれるのか

これらを表面的ではなく、深層まで理解する。これが成果につながり、理念でいう「変革」へ直結します。

③ 徹底した”顧客伴走”と成果責任

広告代理店のように「運用代行」では終わらせず、事業の目標設定から一緒に走る伴走型スタイルです。

  • KPI設計
  • 顧客戦略
  • LP改善
  • コンテンツの思想整理
  • 商材設計の改善提案
  • 営業戦略へのフィードバック

ここまで入り込む会社は地方ではもちろん、東京でも多くありません。理念の「変革」を実現する取り組みそのものです。

④ 地方だからこその働き方を最適化

  • 通勤ストレスゼロ
  • 自然豊かな環境
  • 生活コストの低さ
  • 深い思考の時間が取れる

これらを「社員の働きやすさ」だけで終わらせず、思考の質・成果の質へ転換しています。「働く人が整う=クオリティが上がる」というモデルです。

⑤ “宮崎で証明する”ことそのものをビジネス価値に

地方×デジタルマーケティングの領域で都市圏に負けない成果を出し続けること自体が、差別化要因です。

  • 都市圏と戦わない
  • 大量生産をしない
  • 地方だから生まれる丁寧さ
  • 本質思考
  • パートナーシップ型の関係性

 

これらが価値になり、LSIのブランドを形成しています。同時に、これらは自社の独自性であり、差別化要因にもなっています。

株式会社 Life Style Innovationイメージ2

マーケティング業界自体の潮流が変化する中で、どんな新しい価値を創り出していきたいですか?

マーケティング業界は、確実に「構造転換」が起きています。

  • AIの進化
  • 媒体(プラットフォーム)の自動化
  • 広告の最適化技術の高度化
  • SNSの普及による情報洪水
  • 消費者の意思決定プロセスの複雑化
  • コンテンツの飽和
  • 広告費の高騰

これらの背景から、ただ広告を「出すだけ」では価値を生みにくい時代になりました。

むしろ「広告運用の価値≒コモディティ化」。これが業界全体の本質的な流れです。

だからこそ、LSIが創るべき価値は、広告代理業の枠を超えた「事業成長の伴走者」としての存在です。

 

LSIが創り出したい新しい価値 3つの柱

① “広告運用の最適化”ではなく、”事業の最適化”まで踏み込む価値

広告の成果は、実は広告単体では決まりません。

  • 商材の魅力
  • 価格設計
  • 価値訴求
  • 顧客理解
  • LP・サイトの構造
  • 営業フロー
  • CRM体制
  • 顧客体験全体

これらによって決まります。

LSIが目指すのは、広告運用という「点」ではなく、事業成長という「線」全体を最適化することです。だからAE制を敷き、メンバーが広い領域を理解し、事業の本質へアプローチする。これこそが「新しいマーケティング支援」の価値だと考えています。

② “思考”と”解像度”で勝つ会社へ

AIが進化すればするほど、「思考の質」が差別化要因になります。

広告の自動化が進んだからこそ、

  • 何の課題を解くべきか
  • どの顧客にどんな価値があるのか
  • 事業はどんな構造で伸びるのか
  • 本当の強みはどこにあるのか

この「芯」を捉える力が重要になります。

LSIは、その本質思考を会社の文化として育てています。これはAIが代替できない価値であり、これからのマーケティングに必要な力です。

③ 企業が”変革できる組織”へ進化するためのパートナーになる

広告運用に正解はありません。市場も媒体も顧客も変わり続けます。

だから企業は「変化に対応できる組織」である必要があります。

LSIが果たす価値は、広告を回すことではなく、企業が継続的に成長し続けるための仕組みや思考を提供することです。

  • データの読み方
  • 顧客理解の仕方
  • 課題設定の仕方
  • 思考の手順
  • 組織内の情報共有の仕組み
  • PDCAサイクルの整え方

これらを「企業の内側」にインストールしていく。

単なる施策提供ではなく、企業が自走する力を育てるパートナーが、LSIが作りたい新しい価値です。

石川社長は、Life Style Innovation の未来をどのように描いていらっしゃいますか?

マーケティング会社ではなく、LSIとそのメンバーが「事業成長の共同創業者」のような存在になることです。

これから価値を生む会社は、ただ運用ができる会社ではなく、事業の構造を一緒に変えられる会社だと考えています。

  • 顧客に深く入り込み
  • ビジネスの構造を理解し
  • 市場の変化に対応し
  • 中長期の成長まで見据え
  • 組織の在り方にまで踏み込む

このレベルで伴走できるマーケティング会社は、まだ日本にはほとんどありません。LSIはその未来を、宮崎から作りたいと考えています。

マーケティング業界の変化は脅威ではなく、新しい価値を創る機会です。

LSIは、「本質思考・事業理解・伴走力・変革支援・地方×高クオリティ」という構造価値を掛け合わせて、「広告会社の進化系」という新しいカテゴリーを創りたいと考えています。

株式会社 Life Style Innovationロゴ

企業概要

企業名 : 株式会社 Life Style Innovation

代表者 : 石川 知佳

所在地 : 宮崎市広島2丁目10-16 坂下ビル4F

設立  : 2018年5月

従業員数: 20名(パートタイム含む)

事業内容:

Webマーケティング&コンサルティング
MA & CRM運用代行 & 支援
Web広告運用代行 & 支援
ランディングページ・バナー制作
上記のコンサルティング業務

URL  : https://life-style-innovation.com/

 

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