【株式会社イーオン】
重野卓社長インタビュー
■重野卓氏略歴
1986年4月 第二電電(株)(現 KDDI(株)) 入社
1999年4月 Global Telecom S.A.(ブラジル) マーケティング部長 (出向)
2002年4月 KDDI(株)事業企画本部EV-DO 推進室長、プロダクト企画部長、等
2012年4月 グローバル事業本部グローバルコンシューマビジネス部長
2014年7月 MPT(ミャンマー)Head of Marketing (出向)
2017年10月 KDDI(株) バリュー事業企画本部副本部長
2018年4月 理事 就任
2020年4月 理事 サービス統括本部副統括本部長
2022年4月 同、(株)カカクコム、(株)イーオンホールディングス、(株)イーオン、(株)ディーカレットホールディングス
(株)ディーカレットDCP 社外取締役
2023年4月 同、株)イーオンホールディングス取締役、株)イーオン取締役副社長就任
2024年 4月 株)イーオンホールディングス取締役、株)イーオン代表取締役社長就任
KDDI時代は主に海外事業開拓、運営を担当。ブラジル、ミャンマーの駐在の他、欧米や東南アジアでの事業開拓・運営をリードし、文化が異なる様々な国での契約交渉、戦略策定、現地社員とのチーム作り等を経験し、仕事での自分の考え方・動き方、判断基準の基本となっています。
まだ世の中になかったプロダクトの開発や、ブラジル、ミャンマーでの事業権獲得や現地市場での勝利などを経験し、始める前は実現困難と思える事もがむしゃらにやる事で実現できてしまう事を学びました。未知の案件は決まった手順や成功パターンに沿って動くことはできず、机上で考えた詳細プランはあまり意味がありません。とにかく動いてみて、もがいていく中で勝ち筋が見え、成功する可能性が出てくるということを学び、その後の仕事の仕方に大きな影響を与えています。
まずは社員が楽しく働ける会社にすること。社員が楽しく働いて初めてその社員がお客様に良いサービスを提供できるようになると考えています。事業戦略やマーケティング、商品開発等、通常の競争優位確保のための活動と平行し、気持ちよく働ける環境を阻害する問題を洗い出し、解決する活動を常時全社で行っています。
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会社以外の外部の方、友人との関係づくり。
仕事を通じて親しくなった方、プライベートな友人含め、いろいろな業界、環境、国籍の方と話したり遊んだりすることで楽しくリフレッシュするだけでなく常に刺激や学びを得られます。
それが何に対してであれ、何かに貢献できていることを楽しむこと。
Think big, start small.
イーオンの存在価値として「世界との言葉の壁を取り払い、全ての人がグローバルに活躍できるようサポートします。」と表明しています。
‐言葉を話すことは何かを実現するための単なる手段。イーオンが目指すのは単に言葉を話せるようにするのではなく、すべての人が実際にそれを使いこなしてやりたいことを実現できる様になるお手伝いをすることです。
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私たちイーオンは、50年以上にわたり「日本人に合った英語教育のノウハウ」によって「本当に使える英語」を身に着けていただけるように多くの人をお手伝いしてきました。
言葉の問題だけで夢や世界での活躍、つながる楽しさを諦めてしまう人を無くしたいというイーオンの願いを、「英会話を知識として学ぶのではなく、英語を使ってやりたいことを実現することを目指したカリキュラム」という形でかわらず実現してきたということです。
それを更に強化すべく25年10月から「実践的に多く話すこと」、「足らない知識・技能を分析・習得すること」を最大化し、上達効果を高めた新カリキュラムを開始しました。このように、イーオンではビジョン実現に向け、常に工夫し続け、変化し続けています。
子どもから大人まで一貫した英語教育を提供する「イーオン/イーオンキッズ」と子どもの教育に特化した「子ども英語専門校アミティー」の二つのブランドで各お客様に合ったレッスンを提供しています。
大人、キッズとも講師の質が高く評価されています。取り組みとしてはアメリカのイーオン現地法人、その他提携エージェントで厳しい審査を通った人のみを講師として採用しており質の担保に大きな投資をしています。
「ハオ中国語アカデミー」では、ビジネスや日常生活で必要とされる実践的な中国語のレッスンをご提供しています。教室とオンラインのハイブリッドでネイティブ講師によるレッスンを通じて、初心者から上級者まで、個々のニーズに応じた学習プログラムを提供しています。また、中国文化理解も深められる内容で、ビジネスの場でも即戦力となるスキルを磨くことができます。
企業様向けでは業界・職種で英語を使うシーンも異なるため、企業様それぞれの課題解決に向けた最適な研修プランの提案を行っています。
昨今の学校における英語教育では、知識の習得だけではなくコミュニケーション能力を育成することがこれまで以上に求められており、AIを使った会話練習時間の確保など新たなサービス開発にも取り組んでいます。
学校教員の英語の指導力向上を課題とされている自治体に対しては、小学校や中学校の教員向けの研修を実施するなど、日本の英語力向上に向けたサポートを行っています。
①50年以上、日本における英語力向上のため、「会話に必要な知識とルールを学ぶLearning」と「英語を手段として使ってみAcquisition」の相乗効果で真の実践コミュニケーション力のレベルアップを図る「L&Aメソッド」に基づき、カリキュラムを提供してきました。
②2025年10月より開始した新しいカリキュラムではイーオンメソッドを更に強化し、これまで「習っていても話せるようにならない」という多くの日本人の課題を言語学的に分析し解消する新しいプログラムを作りました。不足している「話す量」を解消するため、教室を「実践の場」として実会話を中心にしたレッスンにし、また強化ポイントを9つのスキルで診断し、明確となった弱点を克服するためのオンライントレーニングを多数(※)提供することで、話せるようになるために必要な知識とそれを使った会話力を効果的に高めることができます。
(※2025年10月現在、243トレーニング、2026年1月末時点で550トレーニング提供予定)
9スキルをAIで分析し、生徒様各自毎の弱点を明確にすることと、それに基づいたカウンセリング、弱点克服のプログラムにより、上達の見える化とモチベーション維持を提供できるカリキュラムになっています。上達プロセスを科学的に明確化し、上達させる・可視化させる仕組みは他社との大きな差別化であると考えています。
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英語をはじめとした語学を学ぶことが目的ではなく、語学をツールとして、身に着けた語学で世界に挑戦したり、自分の目標を達成しようとする方にご利用いただきたいです。そのために、お子様に対して、高校生以上の方に対して、あるいは企業課題の解決をお考えの方に対してなど、範囲は広いですが、必要としているレベル、方法にあった個別最適なサービスをご提供しています。
学校の講師、スタッフにとっては、資格試験や学校の試験で結果を出す生徒様、海外赴任のチャンスをつかむ生徒様など、夢を叶えようと語学習得に取り組む生徒様を支え、励まし、良い方法をご提供することで共に喜び合えることをやりがいとなっています。
本社スタッフは、今回の新カリキュラムなど、市場分析、生徒様のお声を踏まえ、一歩先行くサービスを開発し、イーオン全体にその真髄を浸透し自分の言葉でお伝えできるようにしていくことに大きなハードルはありますが、喜びを感じています。
会社としても更なる語学力の向上をサポートするプログラムや多国籍の社員同士の交流を促進するプログラム等を提供し、楽しく成長できる会社を目指しています。
技術の発展で語学の学び方は大きく変わっていますが、人と直接話したいというニーズは無くなりません。我々はAIをはじめとした最新技術を学びの効果を最大化するために駆使しながら、最も楽しく、最も成果の上がるスクールにし続けていきます。
現在ではネットによる情報の広がりやオンライン会議などの技術により、これまでにも増して海外と繋がらざるを得ない機会が増えてきており、この傾向は今後もより加速すると考えます。
しかしこの状況は、きちんと発信ができる力があれば活動の場を各段に広げる大きなチャンスになります。特にお子様には言葉に限らず文化・習慣の違い等も含めて、日本・海外の区別を意識せず普通にやりとりできる力を皆さんに持ってほしいと思っています。
イーオンでは常に変わっていく時代の環境や進化の激しい技術動向などを常に敏感に感じて、最適、最善のお手伝いを提供し、変わらないイーオンのミッション実現に向け努力を続けていきます。

企業名 : 株式会社イーオン
代表者 : 代表取締役会長 多田 一国
代表取締役社長 重野 卓
所在地 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル16階
設立 : 1973年5月
従業員数: 約2,000名
事業内容:
・直営の英会話学校・中国語学校運営
・オンラインによる語学教育
・語学教材、アプリの制作及び販売
・企業/自治体/大学向け語学研修