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【株式会社LOOV】
内田雅人社長インタビュー

【株式会社LOOV】<br>内田雅人社長インタビュー

2010年に(株)イノベーションに入社。ITトレンド(IT製品比較サイト)の事業責任者を経て同社の執行役員、及び子会社の取締役を歴任。2016年には、同社のIPO(マザーズ上場)を経験。その後は新規事業開発にも従事し、Sales doc(SaaSプロダクト事業)やbizplay(プラットフォームサービス事業)の立上げを0から行う。2022年に株式会社LOOVを共同創業。

LOOVを創業された経緯を教えてください。

新卒でマーケティング支援会社に入社し、新規営業担当を経て、営業戦略の立案やWebマーケティング、執行役や子会社取締役を経験しました。上場時には機関投資家向けロードショーも担当し、法人営業の「売る」「買う」両面を経験する中で、営業の非効率を痛感しました。欧米では動画を活用した営業・マーケティングが進む一方、日本では浸透しておらず、ツールも現場に合っていないのが現状でした。そこで、「営業出身者だからこそ創れる仕組み」で課題を解決すべく、上場企業の役員職を辞し、共同創業者である高井と、製品開発の要を担うCTOの笠井と共に対話型動画ツールを開発するため起業しました。

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内田社長がモチベーションを高める為に行なわれている事があれば教えてください。

私のモチベーションの源泉は、「現場の課題を解決し続けること」、これに尽きます。
私たちのプロダクトである「LOOV」は、お客様の営業現場やCS部門の業務に直結しています。だからこそ、お客様から「LOOVを導入してから、営業のムラがなくなった」「お客様への説明時間が大幅に短縮できた」といった、具体的な感謝や成果の声をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、常に次の改善や、より大きな挑戦へと向かう原動力になっています。

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内田社長が人生を歩む上で特に大切にしていることを教えてください。

人生を歩む上で最も大切にしているのは、「長期的な視点で誠実に取り組むこと」です。
経営者として、短期的な数字や一時的なトレンドに流されそうになる時もあります。しかし、私たちのパーパスは「人にしかできない仕事をアップデートする」という、社会の根幹を変えるような大きなものです。だからこそ、目先の利益ではなく、人や社会にとって本当に意味のある仕組みを将来に残していくという、誠実な姿勢と長期的なコミットメントを大事にしています。

内田社長の座右の銘・大切にしている言葉など教えてください。

私が大切にしているのは「出来ない理由より、出来る方法を考える」です。
ビジネスには常に制約があります。時間、予算、人材、環境……それでも「どうすれば実現できるか」を考え抜くことで、初めて新しい価値が生まれます。出来ない理由を並べるのは簡単ですが、そこに留まる限り、何も変わらないと考えています。

「100年、200年続く会社を創りたい」と掲げられていますが、そのために最も重視している経営哲学は何でしょうか?

社会や産業がどれだけダイナミックに変わろうとも、その時代に最も必要とされる価値を提供し続けられる会社をつくることが、私たちの使命だと考えています。
そのためには、提供するサービスや仕組みを絶えず「アップデート」し、成長させ続ける必要があります。それと同時に、私たちは「人」が持つ創造性や共感性を信じているので、人材育成や組織文化を何よりも大切にすることが、100年続く基盤になると確信しています。

LOOVの理念を教えてください。

私たちは、「人にしかできない仕事をアップデートする」というpurposeのもと、活動しています。
「人にしかできない仕事」の定義は時代とともに変わり続けます。かつて人が行うしかなかった計算や文書作成の仕事は今やコンピュータが担い、人はより高度な思考や創造的な活動に集中できるようになりました。

LOOVは、従来””人にしかできない””とされてきた1対1のプレゼンテーション業務を自動化することで、専門人材が繰り返される説明業務に追われることなく、「判断」「創造」「共感」といった人間らしい仕事に専念できる世界を実現したいと考えています。

理念やビジョンに込めた想いと具体的に取り組まれている事を教えてください。

私たちが目指すのは、単なる業務効率化を超えた「働き方の変革」です。真に人にしかできない価値創造へと人材を解放することで、組織全体の可能性を最大限に引き出していきます。
LOOVは、「人にしかできない仕事」の定義を常にアップデートし続け、人の可能性を解放する存在であり続けます。具体的な取り組みとしては、「Video Agent」の開発・提供です。営業やCSのプレゼンをデジタル上で再現し、誰でも同じレベルの情報を届けられる環境を整えています。また、200社以上の導入事例から得たフィードバックを製品改善に反映し、現場で本当に役立つサービスへと進化させています。

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創業から短期間で資金調達・製品のローンチ・120社以上の導入と、急成長を実現できた要因は何だと思いますか?

創業から短期間で急成長できた最大の要因は、営業やカスタマーサクセスの「現場課題」に真正面から向き合ったことだと思います。属人化や再現性のなさといった課題は、どの企業でも共通して存在します。その“痛み”を的確に捉え、解決策をインタラクティブ動画という形でシンプルに提示できたことが、多くの企業に支持いただけた理由です。
また、プロダクトを早く世に出し、導入企業からのフィードバックを迅速に反映して改善を重ねてきたことも大きいです。短期的な売上ではなく「本当に役立つ仕組み」を提供する姿勢が信頼につながり、結果として200社以上にご導入いただくまでに成長できたと考えています。

今後の事業成長を加速させるうえで、どのような人材を求めていますか?

私たちが取り組む「伝える力を仕組み化する」という領域は、まさに今、AIなどの技術で急速に変化しているフロンティアです。
ですから、変化の激しい環境を「リスク」ではなく「チャンス」として楽しめる人。そして、「人にしかできない仕事」を解放するという私たちの挑戦に心から共感し、自ら学び、試行錯誤できる人と一緒に、この新しい市場を創っていきたいと思っています。

今後の目標やビジョンを教えてください。

短期的には、私たちの「LOOV」が提供するVideo Agentを、営業やCS現場におけるスタンダードにすることです。日本の企業における「個別説明のムラ」や「人手不足による業務負荷」を解決するインフラとして根付かせたい。
そして長期的には、この日本で生まれたソリューションを世界でも戦えるプロダクトに成長させ、グローバルな市場で生産性向上に貢献していくことが私たちの大きなビジョンです。

この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

就職活動中の学生や、キャリアを歩み始めた若手のビジネスパーソンに、特に伝えたいことがあります。それは、「伝える力」は、どんな環境や職種でも通用する最強の武器になるということです。
自分の考えや、提供するサービスの価値を正しく、熱量をもって伝える力は、デジタル化が進むほど重要性を増します。LOOVは、その「伝える力」の可能性を最大限に引き出す存在であり続けたいと願っています。ぜひ、私たちの挑戦にご注目ください。

ロゴ

企業概要

企業名 : 株式会社LOOV

代表者 : 内田雅人

所在地 : 東京都目黒区目黒本町2-4-4

設立  : 2022年4月

従業員数:  約50名(業務委託契約含む)

事業内容: 法人向けインタラクティブ動画ツール「LOOV(ルーブ)」の開発・提供

URL  : https://www.loov.co.jp/

 

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