【株式会社Sharing
Innovations】
信田人社長インタビュー
1976年千葉県生まれ。東京農工大学卒業。
日本電信電話株式会社(現:NTT)、KDDI株式会社、KPMGコンサルティング株式会社を経て、2022年株式会社Sharing Innovationsに入社。
2023年に同社取締役、グループ会社の株式会社ヴェス取締役COOに就任し、2024年に代表取締役社長に就任。
現在はOrchestra Holdingsグループ内の子会社を含むDX関連5社の取締役を務め、同グループのDX事業のリード統括も担当。
私はもともと情報通信業を中心としたIT業界に身を置いていました。前職のコンサルティング時代には、米国IT企業が展開する多様なソリューションの勢いを現地で直接体感する機会があり、その経験を日本のIT企業で活かせないかと強く考えるようになりました。
日本においてもコロナ禍を経て社会やビジネスの在り方が大きく変化し、ITの存在感は一段と高まりました。さらに「DX」という課題が企業全体に広がり、IT業界はかつてないほどの活況を迎えています。
こうした大きな変化の中で、前職で培った「変化を好機に変える経験」を、経営という立場で最大限に発揮し、事業成長につなげたいと考えたことが、現在の挑戦の原点となっています。
私は常にダーウィンの進化論で語られる言葉を心に留めています。
「生き残るのは、最も強いものでも、最も賢いものでもない。最も変化に適応できるものである。」
人として生きていく上でも、ビジネスにおいても、環境への適応は非常に重要だと考えています。特に私たちの業界に限っていえば、2000年代以降の急速なテクノロジーの進化に的確に対応してきたことが、今日の成功につながっていると実感しています。
令和の時代に入り、IT分野にとどまらず社会全体の変化スピードもさらに加速していると感じます。その中で、個人も組織も変化に対応する方法を見つけ出し、実行できる「ビジネスサバイバル力」の重要性が一層高まっています。これは、いつの時代においても変わることなく求められる力だと理解しています。
私たちは、企業や団体におけるIT領域の導入支援を行っています。特にソフトウェア領域に強みを持ち、基幹システムからスマートフォンアプリまで幅広い開発を手がけられる点が特徴です。
さらに、近年のビジネスではデータ活用による迅速な意思決定が求められるようになっており、そのニーズに対応するため、データ活用支援も行っています。単にシステムを開発・提供するSIerという枠を超え、ソフトウェア領域を核としながら、データ活用の上流から下流までを包括的にサポートできる点を強みと考えています。
また、弊社ではビジネスで求められるサービスやツールを提供するベンダーとのパートナーシップを積極的に推進しています。これまでSalesforceとの強固な協業関係を築いてきたほか、近年はデータ領域やマーケティング領域でのパートナリングも拡大しています。これにより、従業員にとっては技術スキルに加え、業務領域においても幅広い分野に挑戦できるキャリアパスが開けている点も、弊社の強みとなっています。
弊社が提供するサービスやソリューションは、データを軸に大きく3つに分類できます。
・データ収集・蓄積:システムを通じて各種インターフェースからデータを収集し、蓄積する仕組み
・データマネジメント:活用に向けてデータを適切な形で整理・管理する仕組み
・データ可視化・分析:蓄積されたデータを分析し、価値ある情報として活用できるようにする仕組み
この一連のプロセスを自社で網羅的に提供できることは、クライアントの多様なニーズに対応可能であり、大きな差別化ポイントと考えています。
弊社は中堅規模のIT企業ですが、大手事業者にはない柔軟な対応力やお客様への寄り添い、小規模事業者にはない広範囲のカバー力を兼ね備えており、そこにも独自の強みがあります。
さらに、弊社はOrchestra Holdingグループに属しているため、グループ内の幅広いソリューションと連携した支援が可能です。ソフトウェア第三者検証、セキュリティ、IoTシステム開発など、DX領域における多様なサービスを組み合わせることで、他社にはない「マルチ」な対応力を発揮できる点も強みとなっています。
私たちにとってのやりがいとは、**「意味のある行動の先に価値を生み出し、他者に良い影響をもたらすこと」**から得られるものだと考えています。
IT業界においては、システムなどの“モノ”を作ること自体が価値なのではなく、それを手段として“コト”(=課題解決)を実現していくことこそが、本質的な価値です。弊社では、クライアントの悩みに寄り添い、徹底的に考え抜き、専門家として価値ある支援を行うことが、何よりのやりがいにつながります。
また、従来のシステム開発やクラウド導入支援にとどまらず、データ活用、AI、ERPといった新しい領域にも積極的に挑戦しています。時代の変化に即した取り組みに携われることも、大きなやりがいの一つです。
さらに、弊社では年齢や経験に関わらず挑戦の機会が与えられ、自ら行動する姿勢を持つメンバーが活躍しやすい環境が整っています。
弊社は「企業経営を支えるDXパートナー」というビジョンを掲げています。これは、単にシステムを開発して終わる従来型のSIerではなく、ビジネス課題に寄り添い、現代社会に即したDX事業者であることを存在意義とするものです。
今後は、主力であるシステム開発・クラウド導入支援・IT人材提供を軸としながら、特に「データ活用」に関するソリューションの展開に注力していきたいと考えています。
IT業界に身を置く私たちは、日々急速に進化する技術に触れています。その中で強く感じるのは、ITはもはや一部門の課題ではなく、経営そのものを左右する基盤だということです。
私自身も、多くのクライアント様がDXの壁や人材不足に直面するのを目の当たりにしてきました。しかし同時に、クラウドやAIなどのテクノロジーを取り入れることで業務効率や意思決定のスピードが飛躍的に向上する場面も経験しました。
今、私たち経営者に求められているのは「変化を恐れず、一歩踏み出す勇気」だと考えています。ITは複雑に見えますが、使いこなせば必ず経営の武器になります。同じ立場にある皆様と、この道を共に切り拓いていければ幸いです。
企業名 : 株式会社Sharing Innovations
代表者 : 代表取締役社長 信田 人
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー8階
設立 : 2008年
従業員数: 257名(2024年12月31日現在。連結子会社含む)
事業内容:
・システムソフトウェア開発
【Webシステム開発/Webアプリケーション開発/業務システム開発、/基幹システム開発/スマホアプリケーション開発】
・テクノロジー活用支援およびソリューション活用支援
【Salesforce導入コンサルティング/クラウド導入コンサルティング/マーケティングツール導入コンサルティング/エクスペリエンスマネジメントツール導入コンサルティング】
・プラットフォームおよびアプリケーションサービス
【App Exchange開発占い/アプリウラーラ】