【株式会社Colorkrew】
中村圭志社長インタビュー
大学時代にビジネスの世界に興味を持ち、グローバルに活躍できる人材になりたいと考え、商社に就職しました。特に海外での経験を積みたいという思いが強く、約6年半ドイツに駐在しました。異文化の中でのビジネス展開や新規事業の立ち上げに携わる中で、経営の面白さとその責任の重さを実感しました。その経験が、企業の再建や組織改革に取り組む現在の道へとつながりました。
2010年、母体企業が買収した株式会社ISAO(現:株式会社Colorkrew)の再建を任され、代表取締役に就任しました。当時のISAOは、7つの事業すべてが赤字で、累積赤字は約6億円。この状況を打開するために、組織の透明性を高め、社員全員が経営状況をリアルタイムで把握できる仕組みを整えました。その結果、2年で全事業を黒字化し、組織改革の力を実感しました。この経験が、現在のColorkrewの経営スタイルの礎となっています。
Colorkrewは、組織の透明性と業務の効率化を実現するプロダクトを提供しています。例えば、情報共有を円滑にするツールや業務プロセスの見える化を可能にするサービスなどがあります。これらのプロダクトは、私たち自身が組織改革を進める中で生まれたものであり、実践的かつ効果的なソリューションとして、多くの企業に導入いただいています。自社の経験をもとに開発されたからこそ、本当に使えるツールとして差別化を図ることができています。
私は、「事業を成功させること」と「関わる人たちを幸せにすること」の2つを経営者としての使命と考えています。良い経営ができれば、周囲の人々を幸せにできる。だからこそ、そのために必要な力を持ち、正しく使うことが大事だと思っています。若い頃から、理想を実現するにはパワーが必要だと感じていましたし、自分が経営者としてその力を活かすことで、より多くの人の人生を豊かにできると信じています。
35歳の時に母体企業からスピンオフする形で会社経営を任されました。初めての経営で、すべての責任を負うプレッシャーの中、ゼロから学びながらのスタートでした。そして2010年、買収されたISAOの再建を任されたとき、全事業が赤字という厳しい状況に直面しました。そこで学んだのは、組織の透明性の重要性です。社員全員が経営状況を理解し、自ら考え行動できる環境を整えた結果、短期間での黒字化を実現しました。この経験が、現在のマネジメントスタイルにつながっています。
私たちの目標は、「世界のシゴトをたのしくするビジョナリーカンパニー」になることです。今後も、より多くの企業や組織に私たちのプロダクトや経営手法を広めていきたいと考えています。また、社員一人ひとりが主体的に行動し、成長できる環境を提供し続けることで、組織全体の持続的な発展を目指しています。技術革新や市場の変化に柔軟に対応しながら、新たな価値を創造し続ける企業でありたいですね。
企業名 : 株式会社Colorkrew
代表者 : 中村 圭志
所在地 : 東京都台東区元浅草3丁目7−1 住友不動産上野御徒町ビル 5階
設立 : 2020年3月
従業員数: 118名
事業内容
企業向け自社ブランドのプロダクト開発と提供
ソフトウェア設計・開発・運用の業務受託
クラウド環境やセキュリティシステムの設計・構築・運用の業務受託